口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

自由と年齢。

(今年の一月に投稿したものを再編集しました。30代といえばもう世間的にはおっさんのようです。人間の寿命は今後も延びていくわけだから、おっさん期、おばさん期が今後は長くなっていくという事ですか。いつも適当なこと書いてすみません)

 

★★★

 

私は年齢不詳のまま生き永らえたいという夢があります。自分の見た目を固定して、そのまま、ずーっと継続出来たらなぁ、と妄想にふけることが多々ありました。いや、現在進行形であるのです。

 

それで、自分にとってどの年齢くらいがベストだろうと考えた時に、「どこに行っても問題ない」とか「どこに居ても違和感がない」というのが、大事な事だと思っています。自分が自由に動けるには、ある程度は年齢を重ねる必要はあるよなぁ、と、中学生くらいから考えていました。

 

なので、アラサーだ、アラフォーだのと騒ぐ人のことは、ある程度同情はできるんだけど、その真意の部分では、あんまり信用していません。実は皆さん、若い時よりも格段に自由に生きられているんだけど、とりあえず「もうおっさんだ、おばはんだ」と悲鳴を上げるみたいな、ノリの軽い他愛のないものだと思っていたりもする。

 

結婚できない。家なんて建てられない。車も買えない。まだ実家暮らしだ。そんなふうに嘆く方がいらっしゃるけれど、自分の腑からでた告白というよりは、むしろ、そういうことをしないのが俺の自由そのものだ、というPRのように感じられることがあるのです。

 

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ところで、30代になって周りを見なしてみると、あらかじめ緻密に計画していたような自由を手に入れた人と、そこまで想像通りではないけれど、ぽつぽつと、小さな自由を手に入れている人がいると感じます。暇があるのは、どちらかといえば後者だと感じます。前者はまったく暇がないようにみえます。常にバランスをとって、独自に研鑽に励んでいるようです。

 

20代で有名企業に就職、結婚もし、家も建て、かわいい子供さんも生まれ、一見幸せそのものの知り合いがいますが、ある時、「怖い」と、私に告げました。「うまくいきすぎている感じがする。大丈夫だろうか」と。もう少し話を聞くと、「今後、本当に些細なことで自分の生活が狂うことが一番怖い」のだそうです。

 

話を聞いて私は、あらためて、自由というのは重荷とか、責務にも変わるんだよなと思いました。自分の自由さを行使した結果として、その先々で責務と重荷を引き受けることになる。家族ができれば自分の自由だけでなく、他の人間の自由の保護を引き受けなければならないこともある。

 

こうして書いているうち、自分が求めているのが自由なのか、自信がなくなってきます。自分のやりたいことは単なる放埓かもわかりません。自分の身だけ守れればいいなどど思ってはいませんが。