旅行の計画を立てるのが好き。 - 口から出まかせ日記【表】

（今年の四月に一度投稿したものを修正しました。計画ばかり立てているのもあれなので、ぼちぼち旅に出ようと思います。暑いので、急がずに、休む休み行くつもりです。皆様も暑いからといって、みだりにそのへんで全裸になったりしないでくださいね。よろしくお願いします）

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実際に行くかどうかは別にして、旅行のプランを立てるのが好きです。頭の中で、旅に対するアンテナが張っていて、自分の知らない名物とか名所とかを見聞きすると、そういったものを巻き込みつつ、理想の旅行プランを策定するなどしています。

ただ、あくまでも趣味に過ぎませんね。そういう方面の計画能力はあると思うのですが、これを自分や友人関係以外に生かせたことがなく、お金なんて儲けたこともありません。とはいえ、旅行の計画を立てているときこそ、実は自分が一番輝いている瞬間じゃないかと思っているのです。

どうしようもなくやる気のない日。ブログも進まず、家事もやりたくないし、かといって全てを放り出してどこかへ出かける気力すらない。そんな時でも、旅行の計画なら立てられます。布団に転がりながら分厚い道路地図を眺め、気になる場所や、バイクで走ったら気持ちいだろうなと思う道をたどっていくのです。

それからグーグルマップでストリートビューを開き、道路地図では分からない視覚情報を眺めてみます。地図上ではまるで分からない情報も多い。海の近くを通る道だから海が見えると思っていたら、実際は鬱蒼とした藪に阻まれて、いけどもいけども海なんて見えなかったりもします。

また平面的な地図で完全に除外されているのが、その場所の持つ風情です。もちろん地図でも、ある程度その場所の光景は予想できるけれど、その場所の空気感は分からない。ネットで肌感覚に近い情報が得られるのは、改めて素晴らしい事ですね。

計画段階での旅行というのは一緒のパズルであり、ある目的の達成のために、多数のタスクを組み合わせて、ひとつの旅の形として組み上げていくわけです。これは慣れてくると一種の中毒になりますよ。その場所にたどり着くのに、どんな手段で、どのようなルートで行くか、多数の選択肢から考えていくのが楽しいです。

でも、実際に旅行を始めると計画通りにはいかないことが多いです。それを、計画通りにいかないからといって、腹を立ててはいけないと思います。計画段階での旅は「精密な妄想」に過ぎません。実際の旅というのは、思い通りにいかない現実の中で、どれだけ自分の妄想に近いものを拾えるかを楽しむものです。