口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

蜻蛉(とんぼ)を指にとめる条件。

今週のお題「わたしの自由研究」

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先日、バイクで山の上の高原まで行ったところ、信じられない数の蜻蛉が飛んでいた。思わず立ち止まって上空を飛び交う蜻蛉に見とれた。スマホで写真を撮っていると、なんと、スマホにトンボが普通にとまってくる。凄い。

 

これはいけるんじゃないかと思い、周りに生えているススキと同化したつもりで、じっと立ったまま指を頭上に突き出して待機した。すると、まったく自然な感じで、蜻蛉が素直に指先にとまる。ついに俺は自然を制したかと思った。しばらくそうして戯れているうちに、蜻蛉を指にとめるための、いろいろな条件が存在するのではないかと勘づいた。以下にそれをまとめる。

 

①トンボの種類

1時間ほど実験してみて、指にとまったのは「あかとんぼ」だけだ。一般にそう呼ばれる種類で数が多いのが、アキアカネとナツアカネ。私が山の上で見た赤い蜻蛉もこの二種類である。現場にはシオカラトンボやコフキトンボ、ギンヤンマなども多数飛んでいたが、まったく指にとまらず、無視される。関係ないが、指を立てながらスマホをいじっていて、なんかとまったなと思い指を見たら、でかいアシナガバチがとまっていた。ちょっと漏らした。

 

②人間への警戒心

帰宅した後、自宅の庭に、山の上で見たのと同じ種類の蜻蛉がいたので指を出してみたが、警戒されているのか、近づいても来ない。山の上の蜻蛉のように、自然な感じで指にとまる気配がまるで感じられない。これは、平地で育った蜻蛉の警戒心が強いからだろうか。高地のように人との遭遇の少ない場所で育つと、蜻蛉の警戒心も薄れるのだろうか。また高地では平地ほどには、スズメなどといった蜻蛉を捕食する動物が少ないのかもしれず、その関連性もあるか。

 

③私の指が美味いのか?

 指先にとまった蜻蛉には、しきりに口を動かしながら皮膚の表面をかじるような動作が見られた(舐めているのかも)。痛くも痒くもなく、不快感は無かった。蜻蛉の集中力は強く、こっちが蜻蛉を引きはがそうとしない限り、警戒心を忘れて一心に指先をかじり続ける。この動作はなにを意味するのか。私の指がそんなに美味いのか。関連があるものとして、その付近には牧場がある。ところどころで廃棄された牛糞が盛られており、そこに多数の蜻蛉が張り付いているのを見た。牛糞に含まれる成分に引き寄せられているようだ。牛糞の成分として、水分以外では窒素やリンが多く含まれているが、それに引き寄せられているのか。つまり私の指先には窒素やリンの含有量が多いのか

 

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現時点ではまだまだ疑問点はあるが、蜻蛉を指にとめる条件はある程度出そろっていると判断できる。まとめると、

 

【1】警戒心の強くない蜻蛉が多数飛んでいる場所へ移動する。アキアカネやナツアカネといった、元来警戒心が強くない(のかもしれない)蜻蛉がいて、周囲にススキなどの背の高い植物が生えている、人の気配のない場所を目指す。

 

【2】周囲の植物に紛れるようにして、上空に向け指を立てて、じっと待機する。大声を出してはいけない。また、蜻蛉以外の昆虫もとまる可能性もある。注意すること。

 

【3】指先に牛糞に含まれている成分(窒素やリン)と共通するものが付着している場合、蜻蛉を呼びやすい可能性がある。周囲に廃棄された牛糞があった場合、それに指を突っ込んでから指を立てると、蜻蛉は寄りやすいかもしれない(推奨は全くできないが)。

 

最後に。蛇足かもしれないが、やはり一番重要なのは愛だと思う。愛さえあれば、蜻蛉だろうが人間の女性であろうが自然と引き寄せられるものだ。私には蜻蛉を引き寄せる愛が備わっていた。今回のケースはそう素直に判断すべきだと思う。

 

 

 

 

*皆様からの反応によっては、もう少し真面目に調査し、報告したいと思います。