口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

家にあるヘンなモノ②

 

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 以前、家にあったヘンなモノをテキトーに紹介させていただいたところ、皆様からコメントも頂いたりと非常に好評(?)でした。それで、ちょっと今回も家にあるヘンなモノをかき集めてきましたので、まぁ、あんまり期待しないでビールでも飲みながら適当に眺めてもらえばいいんじゃないかと思ったりします。

 

 

①肉食動物vs草食動物な像

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 ↑肉食動物と草食動物の命のぶつかり合いを象った、謎のフィギュア。左はトラなのかライオンのメスなのかよく分からない。右はトムソンガゼル?。猛獣が重心を低くし相手の体重を受け止める様子がリアルで、すらりとした体幹の伸び方も見事だ。飾るとなると、どうしても気持ちが草食動物に肩入れしてしまい、上手(右側)に草食動物(つまり味方)、下手(左側)に肉食動物(つまり悪役)という配置にしてしまう。

 

 

②魔よけのお面

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 ↑はるか昔、バリに旅行に行った祖父が買ったもの。「これを玄関に飾っておけば魔よけになる」と言われ、帰国後さっそく玄関に飾ったらしいが、母親によるとその直後から、風も無いのにドアがガタガタと軋んだり、黒い影が家の中で横切ったりしたようで、このお面を非常に嫌っていた。祖父の遺品整理の際に捨てられそうだったので、私が「それ欲しい」と言ったら、なんとも形容しがたい表情をされた。現在は私の部屋に飾ってある。今のところ恐ろしい現象は起きていないが、たまに部屋の中で、唐突に線香の匂いがすることがある。

 

 

③ダチョウの卵(使用済み)

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 ↑専用の座布団の上に置いて飾られてあるダチョウの卵。底に穴が開いているが、中身は私が生まれる前に食べられており、空っぽだ。生前の祖母によると「獣臭くて、二度と食べたくない」とのこと。叩くと何とも言えない軽快な音がする。穴から息を吹き込むと、地獄の底から聞こえてくる悪魔のいびきのような音が響く。欲しい人は連絡をください。

 

 

④酒に浸るバレリーナ

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 ↑家に半世紀近く置かれていると思われる、BOLSのリキュールボトル。BOLSといったら、オランダのアムステルダムに本社がある酒造メーカー。1575年にボルス一族のひとりであるルーカス・ボイスの手により蒸留所が創立されるとWikipediaにある。ちょうど日本では織田信長が、長篠の戦いとかを頑張ってやっていた時期と重なる。しかし、瓶の中に小さな人形が入っているという、日本じゃなかなか見かけない趣向である。瓶を手で持つと、必ず人形の視線が持った人間を見つめてくる。

 

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 底面にオルゴールと一体となった、人形を動かすためのギミックがあるが、ねじを回しても全く作動しない。残念である。オルゴールの音色に合わせて、酒に浸かる人形が踊る様子を想像するしかない。このギミック自体はフランス製とある。仏蘭合作である。色々とすごい。

 

 

⑤幽霊ネズミ

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↑家に3年くらい前からあるネズミの置物。ハロウィン仕様らしく、底にあるスイッチを押すと青白く点滅する。暗闇の中でこいつが光っているのはトラウマレベルの恐怖である。誰がいったいこんなものを買ってきたのだろう。母親も父親も知らないという。弟に「お前が買ったのか」と聞いたが、5秒間ほど微笑みながらじっと私を見つめた後で、「アイドンノー」と申し訳なさそうに答えるばかりである。どういうことだろう。こいつがひとりで勝手にやってきたということだろうか。しかし、うちには妙なものが次々と流れつくが、そういう宿命を持っているのだと諦めるほかないのだろうか……。

                            

 

                                 (つづく)