今日は朝一番でバイク点検の予約を入れていたので行ってきた。バイクを新車で購入すると、初年度は点検の回数が多い。まず、購入から一か月経過するか走行距離が1,000㎞を越えると初回点検がある。
それから、シビアコンディションによる点検というのがある。シビアコンディションとは簡単にいえば、普通に走るよりもハードな使い方をすること。例えば悪路でバイクを走らせることが多かったり、走行距離が特に多い場合などは、バイク屋さんから勧められることが多い。今回お願いしたのがこの点検だ。まだ購入から半年たっていないけど、走行距離が3000㎞を越えていたからだ。
いつもお世話になっているのが、福島県福島市にある、「ホンダドリーム鳥谷野」。川に架かる橋の袂の近くに店舗があるのだけど、私の家の方角からずっと行くと、反対車線側になるし、しかも交差点から離れているから入り込めない。ちょっと遠回りする必要がある。
外観はこんな感じ。
店の中はこんな感じ。オープンしてまだ一年しか経っていないので綺麗だ。床がピカピカしている。中古のバイク屋さんみたいに所狭しと並べてあるわけじゃなく、ちゃんと個性を尊重されている（？）。待っている間、ぶらぶらと眺めるのにちょうどいい感じだ。
バイクウェアも取り揃えてある。バイクのグローブが欲しかったので物色した。
店員の方々も親切で、すぐ飲み物を出してくれる。点検の時間は1時間くらいかな～と暢気に構えていたら「3時間かかります」と言われて、お茶を吹きそうになった。代車を出してくれるというので確認すると、PCXというビックスクーターだったのだけど、なんと排気量が150ccのタイプであった。
かなしいかな……こちとら小型バイクの免許しか持っていないから乗れない（小型限定普通二輪免許では125cc以下のバイクしか乗れない）。125㏄以下の代車はないかと聞くと、50㏄の原付ならあるということだが、それで車がビュンビュン行きかうバイパス道路を走るのはタマヒュンなシチュエーションで嫌だ。バイク屋さんから15分も歩くと福島市の中心街なので、街の方で時間を潰すことにした。
約三時間後、店に戻ると点検が終わっており、見積もりを確認した。各部の点検とオイル交換でちょうど一万円ほどだった。無職にはグッとくる金額。本日、十月一日から消費税10％が施行されたが、その影響もちょっとあって割高感がある。つうか暇人なんだからさぁ、9月中に点検すればよかったじゃないか。そういう、確実に損得の別れるラインを余裕で見過ごすところに、なにか人間的な欠陥があると思わざるを得ない。
とはいえ、税金を払うのは悪い事ではないし、その分なにかを節約すれば多少の増税による影響だって軽くできる。工夫とか意識次第でどうにでもなるはずだ。あと、バイクに限らず趣味全般に関してだけど、結局それがあるかないかで、その人にとって最低限の生活態度というのが違ってくるのだろう。私はバイクを手放したくないから、確実にバイクを維持できる生活しか選択しない。ある意味バイクが、自分が堕落するのを守ってくれているのだな、みたいなことを考えながら帰宅した。
