口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

グレーゾーンに慣れるのは危険。

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イクに乗っているときよく目につくのが、車の左脇をすり抜けする原付だ。「よくあんな狭いとこ走る気になるよな~」と思うほど、車道と歩道の間の狭い所を結構なスピードですり抜けていく。一度、すり抜けようとしていた原付が、車のサイドミラーと接触したところに出くわしたことがある。「あー、いわんこっちゃない」以外の感想が無かった。

 

自転車専用通行帯を通る原付を見かけることもある。車道の路側帯の内側に、青で色分けされた、「自転車専用」と白文字で書かれているレーンのことだけど、そこをなんの躊躇もなく悠々と走る原付やバイクがいる。あれはアウトだ。(自転車専用通行帯とは別に、自転車走行指導帯というのもあり、そこは原付も走行可能です。わかりづらいので、下のサイトを参考にしてください)

 

www.tandem-style.com

 

こういうのは、すり抜けというグレーな行為を日常的に行っているからこそ、あまり意識もせず、違反行為を行ってしまうひとつ例だと思う。もちろん、原付だけを責めるわけにはいかない。時速30キロ規制というのが、原付を道路交通法におけるグレーゾーンに追いやっている部分がある。もう少し原付の規制速度を上げるか、50ccという排気量の車種を全面的に見直す方がいい。

 

ちょっと話が変わるけど、読者登録をさせて頂いて、毎回読むのを楽しみにしているブロガーさんの元へ、匿名のコメントが届いたそうだ。文章内に「死ね」などと、無礼な文言が書かれていたらしい。ブロガーさんはけっこう気にされていて気の毒だった。今は冷静に受け止められているようで安心している。

 

よく言われることだが、もしそのコメントに「死ね」ではなく、「殺す」という文言があった場合は「殺害予告」となるので、れっきとした犯罪行為となる。また、「死ね」という言葉を執拗に使用した文言を他人に送った場合、「自殺教唆罪」や「自殺ほう助罪」として、犯罪とみなされる可能性もあるようだ。

 

tsunaseka.jp

 

結局、なにががいいたいのかというと、「グレーゾーン」に慣れた習慣とは、常にリスクを抱えているということだ。原付ですり抜けをしていたら、何かに衝突したりもするし、匿名で他人に「死ね」とメッセージを送ったら、相手が自殺してしまい「自殺教唆罪」として罪になってしまう。そういうことが常に起こり得ることを意識しなかった未熟な人間が、リスクを負うのである

 

「グレーゾーン」は、そもそも他人との折衝が起こりやすい場であることを示している。その中で「自分だけが気を付けてさえいればリスクを回避できる」という考えが、リスクを呼び込む。他人の行動や心理的なものに対する気遣いや、または世間の動向などに関して敏感でない人が、そのゾーンを利用するのは適さないと思う。

 

「グレーゾーン」というのは、ちょっとした優越感を感じられる場だったり、行為であるかもしれない。でも、一度の間違いにより、今まで感じていた優越感をすべて捧げても足りないほどのリスクを負う可能性を、常に頭に入れていた方がいい。「グレーゾーン」に慣れるのは危険ですよ。