口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

胃カメラの思い出④

分でも意外と続いたなぁと思っている胃カメラの話ですが、今回でとうとう最後です……。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

前回、逆流性食道炎の検査に必須の内視鏡検査(胃カメラ)の苦しみに耐えかね、次回の検査では「経鼻内視鏡」(鼻から挿入する胃カメラ)にすることを決意したところまで書いた。日々が過ぎるのは早く、ラーメンを食べたり風呂に入ったりしているうちに検査予定日が近づいてきた。とりあえず行きつけの病院で、次回の検査ではぜひ経鼻内視鏡でお願いしたいと伝えた。

 

医師としては、「なるべくなら口からの方がいいんだけど……」という渋めの反応。「経口内視鏡」と「経鼻内視鏡」を比較すると、経口内視鏡の管の方が太く、そのぶん性能の高いカメラを内蔵することができるため、検査の質は良くなるという事だった。

 

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ただ、これまでの検査で、逆流性食道炎らしい炎症がまるで見られないため、例えば心因性によるものだとか、原因は別の所にあるのではと疑いを持っていた。とりあえず、逆流性食道炎の薬を飲んでいれば症状は治まる。この薬を確保することが第一の目的なので、そのたびにきつい検査を毎回受けるのは厳しい。

 

なので、「口からの胃カメラを毎回受けるくらいなら死んだほうがましです」と本音を伝えると、「まあまあ。じゃ、今回は経鼻でお願いしときましょう」という事になり、ホッとした。あっという間に検査当日になり、いつもお世話になっている大学病院の胃腸科へ赴いた。

 

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感想としては、事前に調べていた評判通り、ラクだった。天と地くらいの差があった。手順は同じようなもので、麻酔室で鼻の奥に麻酔をし、それが切れないうちにカメラを鼻から挿入する。鼻孔の奥に通すときに若干痛みがあるくらいで、その後は不快感もなく、呼吸も苦しくない(まあ、これも人によって感覚は違うと思います)。モニターに映った自分の体内の映像を眺めながら、「なんでもっと早くこれにしなかったんだろう」とつくづく思った。検査は10分足らずで終わった。

 

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これで検査のストレスからは解放され、清々しい気分だった。解放感が一番好きな感情だなぁとつくづく思った。また、数年間飲んでいたタケプロンから、ラベプラゾールというジェネリックの薬に変更してもらい、少し薬代が安くなったのも良かった。とりあえず、このまま薬を飲み続けていくことにした。

 

その後、最初の胃カメラの検査から4年ぐらい過ぎ、ふと、毎日欠かさず飲んでいた逆流性食道炎の薬を飲まずに過ごしてみたら、全然なんともないことに気づいた。それから、薬を飲むのが二日おき、三日おきと間隔がひらき、ついには全く飲まないで過ごすようになった。

 

ちょうどそれまでの仕事を辞めて、介護士の初任者研修を受けていた時期だったけど、別に関連性があるとは思えない。いつの間にか自分の体質が変化していたのだろう。以前、かかりつけのお医者さんが、「時が経てば体質も変化する」と言っていたことを実感した。年を取ったことにより、かえって病状から解放されることもある、という発見になった。

 

その後は、コーヒーや紅茶もがぶ飲みしているし、エナジードリンクを焼酎で割って飲むなど、体に悪い事ばかりしている。おまけに仕事を辞めて一年が経とうとしているのはいったいどうなっているのだろう。まあ、来年は確実に働く事になるとは思いますが、どうなるかよく分かりません。とりあえず食道は今日も元気です。