口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

東京で木ばっかり眺めてた。

 ないだの土日に東京に遊びに行って楽しかったです。ただ、行きたかったカレー屋さんが閉まっていたりして、ちょっと心残りでした。家に戻ってきてから、たくさん撮った写真の中でブログに使えそうなものを選り分けていたんですが、

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 あれぇ、おかしいなぁ。俺、大都会東京に行ってたはずだよなぁ。それなのに木とか森とかばっかじゃん。おかしいなぁ。間違って秩父の方とかに行ってたのかなぁ、なんて思いたくなるような、木、木、木ばっかりの画像だらけなのです。

 

しかし、間違いなく上の画像二つは東京です。THE TOKYO です。といっても奥多摩とかじゃありませんよ。表参道だったり原宿だったり23区の中心部です。そんなところで、これほど森の深さを感じられるような場所があるわけですね。

 

言ってしまうと、完全にこれは私の趣味です。わざわざ東京に行って、東京らしくない写真を撮ってくるのが好きです。そしてLINEなんかで、「東京なう」というメッセージと共に深い森の画像を送る。すると相手から、「ああ、ここ知ってる。樹海でしょ。成仏してね」なんて返信が来ると嬉しいわけです。

 

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今回、「東京らしくない」写真を撮りに訪れたのは、表参道にある「根津美術館」と、説明不要の「明治神宮の森」ですね。

 

まず根津美術館ですが、入り口がお洒落すぎて田舎から来た私は緊張しました。

 

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こんなお洒落な場所に、背が高くてお洒落な外国人観光客がいっぱいいるわけで、なんだか場違い感が半端なかったけど、「100パーセント勇気~もう張り切るし~かないさ~」と心の中で歌いながら堪えました。この美術館の庭園が「東京都にいるとは思えない」という評判らしく、是非行ってみたかったのです。

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確かに評判通りと思える立派な庭園でした。背の高い樹木が多い。そして、たくさんの鳥の鳴き声が聞こえてくる。東京では、点在する庭園や寺社仏閣の森に鳥が集まるので、一か所で多種多様な鳥が見られるのでしょう。ジョウビタキとか、キツツキを見ました。動きがすばしっこくて撮れませんでしたが。

 

翌日は明治神宮に行ってきました。

 

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 原宿側にある大鳥居ですね。たくさんの人が写真を撮っていました。この鳥居をくぐってしばらく歩き、御苑東門から南池の方に向かいます。

 

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 上が南池ですね。その途中まで東京は思えない鬱蒼とした森です。この日は暖かくて、いい風が吹いていて、歩くだけで最高に気持ちが良かった。祝福されてるなぁという感じ。池も綺麗でしたね。鯉が水面近くを泳ぐと本当に、印象派の絵画のような錯覚がありました。

 

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 それから本殿まで歩いてきました。目当てはこの左右の、まるっこい形の木です。これらはクスノキで、明治神宮の御神木です。特に左手のクスノキは「夫婦楠(めおとくす)」と呼ばれています。

 

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二本のクスノキが隣り合い、梢が一体化しており、この様子が「夫婦」に模されて、これ自体が信仰の対象になっているわけです。

 

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右手にある、絵馬掛所のそばのクスノキもいい形ですね。かわいいなあと思いませんか。

 

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 クスノキの下に居たら、気持ちのいい風が吹いてきて、いつまでもここに居たいなぁという気持ちになりました。なんとも言えない清々しい感覚がありました。神域というのは本当にあるのかもしれません。

 

東京に遊びに来て、なんだか上の方ばっかり眺めてましたね。そういう意味では「おのぼりさん」ぽい感じだったかもしれません。帰りに上野の駅ビルで、パンダ柄の腹巻きを買って母親にプレゼントしました。喜んでくれるかなと思ったら、「なにこれダセえ」と言われましたとさ。おわり。