口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

古本はつらいよ。

ないだ東京に行ったときに神保町で古本を買ったのに加え、年末に掃除をしていたら、押し入れの奥から古い雑誌が出てきたりして、今、私の身の回りには、古い本が多いです。

 

古本を買ったり読んだりするのは、特別に好きっていうわけでもないんですが、どこかへ出かけて行った先で、雰囲気のある古本屋を見つけると、つい入ってしまいます。そして、店主のじっとりした視線を感じつつ、本を眺めたりする。買ったり買わなかったりは気分次第ですね。好きな作家さんの本があればまず手に取ってみますし、本の雰囲気に惹かれて、衝動買いすることもある。

 

で、買ったはいいが、それで満足し、家の本棚に積んだままになっていたりするわけです。ようやく手に取ってページをめくってみるものの、ここで古本特有の問題が。鼻がムズムズしてくる。くしゃみが出る。目も痒くなってくる。だんだん喉が痛くなってくる。しまいには体中痒くなってくる。

 

古本を読むと連鎖的に健康被害が起こるわけです(笑)。もちろんそれは古本の状態によります。良い状態で保管されていればいいですが、古本屋の軒先で100円均一くらいで投げ売りされている本を買うと、けっこう痒くなったりするかも。

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古本を読むと痒くなったり、くしゃみが出る原因は、ホコリやカビの粒子、それから「本の虫」と言われています。本の虫というと普通は、「いつでも本を読んでる人」という意味で使われますが、実際、本には虫がたくさん住んでいるようです。

 

seikatuwaza.com

 

こちらの記事を参考にさせて頂くと、コナチャタテという「銀色の小さなゴキブリ」みたいな虫とか、キクイムシ紙魚(シミ)、シロアリなども潜んでいるようです。興味ある方はどうぞ検索してみてください。紙魚(シミ)なんて、まるでデボン紀の生き物みたいですよ。まあ、参考画像を貼るのはやめておきます(笑)。

 

しかし、感心するのは、加工されて紙になり、それが書物に製本されても、木というのは、生物を育む場になるわけですね。樹木に鳥が住みつき、樹液に虫が集まるように、本になっても虫やダニが集まる。だいぶ面子は違いますけどね。

 

ところで、ちょっと今の状態だと、本を開くたびに健康を害するので、簡単に「虫干し」をすることにしました。参考にした上の記事でも書かれておりますが、本の虫干しは冬が良いそうです。湿気と直射日光は本の大敵ですので、なるべく乾燥していて、天気の崩れる心配がない日に、日陰で本を外気にさらすことで、虫やダニ、カビやホコリを追い出すことができるようです。

 

いつも私がやっている本の虫干し法ですが……

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まず、本の表面を軽くウエットティッシュで拭きます。思いっきり染みが出来てますが、アルコールなのですぐに揮発します。

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で、すっきり晴れて乾燥しており、風が強くない日、外に干します。直射日光が当たらない日陰に並べるわけですが、単行本のように立てることができる書物は、画像のように自立させてページを開いた状態にしておく。雑誌などは、開いたまま放置しておきます。

 

天気が崩れない限り、午後3時くらいまでは放置しておきます。日が陰ってくると、空気中に水分量が増えてくるので、その前に取り込みます。これはちょっと暇なときじゃないとできませんね。私は年中暇ですが。

 

上の画像は今朝撮ったものです。このブログを書きながら、本の様子をたまに見ています。昔、同じようにして本を干してたら、近所の猫が本の上にドーンと居座っていた時もあるので、意外と気が抜けません。とにかく、今日は本を干しながら、平穏に暮らそうと思います。