口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

成人式は自己申告制にしましょう。

月の13日は成人の日ですが、実際に成人式をやるのは、その前日が多いんでしょうか。祝日の次の日が平日なのは、気持ち的に萎えますからね。遊び盛りの若者なら尚更です。

 

ところで、だんだんと「20歳で成人」という感覚も変わってきています。選挙権が18歳以上に引き下げられましたし、2022年4月からは、いよいよ成年年齢自体が18歳に引き下げられます。

 

www.gov-online.go.jp

 

これにより、18歳になれば親の同意が無くてもクレジットカードを作ったり、ローンを組むといった契約が可能になり、また国家資格の取得なども可能になります。一方で、酒やたばこ等のといった嗜好品の摂取や、競馬や競輪といったギャンブルの投票権を買うといった行為は、まだ許されません。

 

これって、成人式への影響はどうなるんでしょうね。気になって、ネットで記事を眺めてみたんですが、色々と意見があることがわかります。「飲酒や喫煙も含めて、全ての制限が解除される20歳で行うべきだ」とか「成人になった自覚を早い段階で促せるから18歳でも良い」とか、多くの意見が混在しているようです。

 

www.nishinippon.co.jp

 

ただ、色々読んでいて感じたんですが、そもそも「成人式」は、必ずみんなで一斉に行う必要があるのでしょうか。成人を迎えるというのは、自分の選択肢が広がる事であり、また、その選択に責任を持つ事ができるという意義があるわけです。

 

そんな成人の門出を、雁首揃えて(失礼)、凍える寒さの体育館に集まり、一部の馬鹿な連中の騒ぎ声を聞きながら、なあなあとした惰性的な空気の中で行う必要は、本当にあるのでしょうか。

 

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私は、成人式は自己申告制にしたらいいと思います。各自、成人を迎えた人は、自分のタイミングで成人式を行えばいいのです。その方がひとりひとりの年齢と人生に寄り添っていると感じます。

 

成人年齢を迎えた人は各々、地元の役所に行き、成人登録をすると。記念写真を撮り、職員から門出の言葉をかけられ、しめやかに成人式が終わる。帰りに地酒かなにか一本プレゼントされる。こんな感じ、どうでしょう。淡々としていて良いと思いませんか。

 

別に、必ずひとりでやらなきゃいけないと言ってるわけじゃない。本当に信用できる人と一緒に、同じ日、成人登録と成人式を行う。きっとこれも心に残ります。少なくとも、がやがやとした喧騒の中で訳が分からなくなることはないと思います。思い出が守られるわけです。

 

あと、自己申告制ですから、なにも20歳になったら必ず成人式をやらなくてもいいのですよ。「まだ俺は成人とはいえないなぁ」と感じたら、成人式を見送ると。別にそれで立場上、デメリットはありません。それから何十年と人生を送り、すっかりおっさんになったある日、ふと、「あ、俺は成人だ」と、自覚することがあるかもしれない。そうして初めて、役所で成人登録をすればいい。

 

成人を迎えるタイミングというのは、みんなで一緒にやれば済むような、単純なものではないと思うのですが、どうでしょう。私がどこかの県知事になったとしたら、他県に先駆けて、是非この「自己申告制成人式」を取り入れたいと思いますよ。

 

★★★

 

ちなみに、私が成人式をやったのは13年前です。もうそんな経つんかい(ため息)。ただ、あんましよく覚えてないんですよ。記憶が二つあるんです。一つは、ちゃんとスーツを着て体育館かどこかで退屈な話を聞いている記憶。もう一つは、インフルエンザにかかって家でダウンしている記憶です。

 

このどちらが正しいのかよく分からないんですよ。成人式には出たけれど、そこでウィルスを喰らって、その後で寝込んだのか。それとも、そもそもインフルエンザでダウンしていて、もうろうとした意識の中で成人式のまぼろしを見たのか。

 

写真か何かあれば証拠になるんですが、どこに仕舞ったのかさっぱりわからない。こんな体たらくですから、私はとうてい自分が成人したとは思えませんね。私の成人はこれからです。夜露死苦ぅ~。