口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

図書館ではデカい本を読みます。

書館を知らずんば以て君子たる無きあり、と遥か昔、孔子も言っていたように(言ってねえ)、図書館の良さを知っているかどうかによって、人生の様相は多少変わってくると思うのですが、どうでしょうか。少なくとも、最高級の暇潰しの場ではあるかと。プー太郎の私も週二回くらいはお世話になっております。

 

私の地元は割と図書館に恵まれていると思います。図書室と呼んだ方がいい感じのこじんまりとした所から、日本がバブリーでイケイケだった頃に造られた立派な図書館など、個性的な施設が多い。その時の気分に合わせて行く場所を変えています。

 

どこの図書館に行ったとしても、私の場合、本の選び方はだいたい同じです。なるべく分厚くて値段が高そうな本を読みます。文庫本とかも棚に収まっていますが、ほぼ無視です。とにかく分厚い本を片っ端から読んでいきます。銃弾にも耐えられそうな本ばっかりです。

 

なんでそんな分厚い本ばっかり読むんだ。無職のくせに偉そうにするなと思うかもしれませんが、考えてみてください。こんな立派で分厚い本がタダで読めるんですよ。素晴らしいことじゃないですか。文庫本とかそういうのは、もちろん内容的には面白いし、借りて読む価値があるのも、そりゃたくさんあるでしょう。でも、せいぜい金額的には千円くらいのもので、十分手に届くものですよね。

 

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それに比べて、5千円以上はするだろう画集や写真集、図鑑などは、普通に働いていたって、なかなか手を出せないでしょう。それが読み放題なわけです。そしたら、どう考えたって、高くて分厚い、ほとんど木の板みたいな本を読みたくなりませんか。

 

不思議だなと思うんですが、図書館に来ている他の人を見ていると、せいぜい単行本くらいのものを読んでいます。サイズの大きな図書を読んでいる人はあまり見かけません。たまに山ほど分厚い本を、指定席で読み漁っている謎めいたお爺さんがいたりしますが。ほとんどの人は、両手に収まるサイズの本を読んでいるようです。

 

その人の生活の中で触れることの多いサイズの本を、自然と選んで読んでいるのかもしれません。それはそれで構わないと思います。でも、つまりそれは、なんとなく読む本のサイズを限定しているともいえます。普段自分が手に取るサイズのものだけが目に入り、他の大きなサイズの本には注目しない。だとすれば、せっかく図書館に来たのに、勿体ないんじゃないかと感じます。

 

図書館だからこそ、普段はあまり触れない大きさの本が置いてある。それを手に取るのは新鮮な体験になり得ます。あまりにもでかい本だと、読書と筋トレを一緒にやっている感じすらある。あと、そういう大きな本を借りたくても、家に持ち帰るのはけっこう大変です。だからこそ、図書館にいる時間でしっかり読んでおくのがいいと思います。図書館を自分の書斎代わりにどんどん使っていきましょう。

 

ああ、でも、スモークチーズカップ大関で一杯やるとか、そういうのは論外です。場末を図書館に持ち込まないように(たまにそういう人がマジで居ます)。