口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

今年中に読みたい本10選。

Amazonで注文をして、ついでに欲しいものリストの整理をしたんですが、半分以上が本でした。どこかで見たり聞いたりして欲しくなったものを、とりあえず登録したまま時が経っていく。これ、Amazonあるある的な感じでしょうか。で、ちょっと今回は気まぐれで、そのリストの中から「今年中に読みたいな~」と思ったを本を、厳選して紹介させて頂こうかと思います。よろしくお願いします。ちなみによろしくお願いしますはミャンマー語でကျေးဇူးတင်ပါတယ်.

 

 

 

①『21世紀の啓蒙』

ハーバード大学の心理学教授を務めるスティーブン・ピンカーの本。去年話題になりましたが、つい欲しくなってリストに放り込んだまま、まだ買ってません。私は「啓蒙」という言葉に弱くて、「啓蒙」と付いている本はつい読みたくなってしまいます。18世紀ごろの啓蒙主義の時代の本が好きだからかもしれません。啓蒙というと、昨今ではやや弱まった概念のように感じるのですが、むしろこれからの時代こそ啓蒙の力の見せ所だと思うのです。なにより私がこの本を読んで啓蒙されたい。

 

②『似て非なる友について』

似て非なる友について 他三篇 (岩波文庫)

似て非なる友について 他三篇 (岩波文庫)

 

プルタルコスは帝政ローマ時代のギリシア人著述家。どこでこの本を知ったのか覚えてませんが、欲しいものリストに入ってました。タイトルに惹かれますね。古代ギリシャ・ローマの古典によくある『○○について』というタイトルにも私は弱いんですよ。あと、岩波文庫は表紙にちょっとだけ本の要約が載ってますが、これを読むとつい欲しくなってしまう。岩波文庫ずるい。

 

 

③『黄金の驢馬』

黄金の驢馬 (岩波文庫)

黄金の驢馬 (岩波文庫)

 

こちらは 古代ギリシャ・ローマ時代に書かれた小説の中で、唯一完璧な状態で残されたものだそうです。誰かは忘れましたが、ある作家さんがこれを絶賛していて、それで欲しくなったんだと思います。『黄金の驢馬』というタイトルも、かっこよくないですか。

 

 

④『断腸亭日乗』

摘録 断腸亭日乗〈上〉 (岩波文庫)

摘録 断腸亭日乗〈上〉 (岩波文庫)

  • 作者:永井 荷風
  • 発売日: 1987/07/16
  • メディア: 文庫
 

色んな作家の本を読んできましたが、永井荷風は不思議と縁がありません。ためしに、有名なこの日記から読んでみようかなと、リストに放り込んでいました。この日記、なんと42年分あるみたいですよ。すげー。永井荷風を見習って40年ぐらいブログを続けたら、私もレジェンドになれるでしょうか。

 

 

⑤『「いき」の構造』 

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

  • 作者:九鬼 周造
  • 発売日: 1979/09/17
  • メディア: 文庫
 

いったいどこで知ったのか知りませんが、リストにありました。Amazonのコメントを眺めると、「難しい」とか「真面目に読むと疲れる」 とか書いてあり、難解な本の雰囲気がプンプンします。日本独特の美意識である「粋(いき)」とは何かを知りたい私としては、ぜひ挑戦したい本です。

 

 

⑥『キリストはエボリで止まった』

キリストはエボリで止まった (岩波文庫)

キリストはエボリで止まった (岩波文庫)

 

本のタイトルに惹かれたのだと思います。私はキリスト教徒ではないですが、キリストの存在は妙に気にかかりますね。この本の舞台は南イタリアのようですが、「南イタリア」というフレーズにもなにか惹かれるものがあり、いてもたってもいられず、ちょうど先ほど注文いたしました(笑)。

 

 

⑦『贈与論』

贈与論 (ちくま学芸文庫)

贈与論 (ちくま学芸文庫)

 

はてなブログを居城とする識者の方々が、紹介されることの多い一冊という印象です。人は何故、人と贈与しあうのか。未来においても人は様々な形で贈与の文化を更新していくのでしょうが、とりあえずはこの本を読んで、これまで人類史において贈与とはどんな意味合いがあり、どんな背景を持つものなのか、勉強したいです。

 

 

⑧『ニコライの日記』

ここ数年、宣教師という存在にも惹かれています。ザビエルやフロイスについて語られた本を読むと、彼らの真摯な姿勢と、異文化に対する意識に胸を打たれることが多いです。ニコライは時代がやや下りますが、内村鑑三との交流があったりと、これも是非読んでみたい本です。

 

 

⑨『東京に暮らす』

東京に暮す―1928~1936 (岩波文庫)

東京に暮す―1928~1936 (岩波文庫)

 

この本もどういう経緯でリストに入れたかよく覚えてませんが、確かに滞在記だったり、個人が異国で暮らした経験を書いた本は大好物です。芥川龍之介だと『上海游記』とか(NHKでドラマになりましたね)、ハリスの『日本滞在記』も好き。イギリス外交官夫人から見た日本の暮らしというのは、惹かれますね。

 

 

⑩『タイムマシン』

タイムマシン (光文社古典新訳文庫)

タイムマシン (光文社古典新訳文庫)

  • 作者:ウェルズ
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: Kindle版
 

SF小説というと、劉慈欣(リュウ・ツシン)の『三体』が話題になったのは記憶に新しいですが(これも欲しいものリストにあります)、私自身はあんまりSF小説を読みません。フィリップ・k・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』とか、ウィリアム・ギブソンの『ニューロマンサー』とか、最近の森博嗣の小説くらいです。なので、あえてここでSF小説の古典であるこれから読んでみるというのも、ちょっと面白そうだなと思ったのです。

 

以上、今年読みたい本を10冊選んでみました。ウィルス騒ぎで自粛ムードもしばらく続きそうですが、そんなときこそ、今まで手を付けなかったインドアな趣味を模索したりとか、可能性を広げる機会でもあると思うのです。ゲームは趣味としてお手軽ですが、そればかりやっていると気が塞ぎますし、あえてここは紙の本を読んでみるというのもいかかがでしょうか。ちなみにいかがでしょうはアルメニア語でԻԻնչպես է դա.