口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

どうしても似合わない服がある。

 

先端の流行なんてのにはまるで疎いのですが、インターネットをフラフラしているので、どんなファッションが流行ってるのかはなんとなく分かります。それに、ここんところ就活のために街中に行く機会が多くなり、実際に若い人のファッションを眺める機会が増えました。

 

あれですね。妙にズボンのサイズがルーズになりましたね。ワイドパンツだったり、ブーツカットだったり。昔でいうパンタロンっぽいやつを女子が履いている。あと、みんなTシャツの裾をズボンの中に仕舞ってたりする。オーバーサイズの上着にオーバーサイズのズボンを履いて、小さな壁が歩いている感じの人もいました。

 

 

ここ数年はこういう開襟シャツを着ている人もよく見かけます。オープンカラーシャツって呼ぶんですね今は。これを着ている人を見かけるたびに、なんかこう、人生を舐めている感じが出て良いなぁと思いました。つい自分も欲しくなり、さっそく街の服屋さんで、店にあったオープンカラーシャツ全種類を試着してみたのです。

 

そうしたところ、愕然としました。似合わないのです。1種類ぐらいは似合うだろうと、どんどん着てみたんですが、まるで似合わない。この似合わないというのは、ファッション的にという意味です。私が着るとどういうわけか、「こういう制服を着たアミューズメントパークのスタッフ」になってしまいます。

 

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これはアロハシャツを着た時もそうです。何年か前、急にアロハシャツが欲しくなって古着屋で試着したんですが、どれを着ても宮崎県宮崎市の職員にしか見えません。表情が硬いからかなと思い、鏡の前で最高の笑顔になってみたり、ランボー3でランボーが機関銃を撃つ時の表情なんかをしてみたんですが、なにをどうやっても制服にしかみえない。

 

いっその事、髪型をパンチパーマにすれば似合うかもしれませんが、そうまでしないと似合わない服を着る必要はあるのかと、当然の結論に至り買うのはやめました。ところが割と最近、似合わないのが分かっていながら、柄が気に入ってアロハシャツを買ってしまいました。「きっといつか俺はアロハが似合うはず」みたいなよくわからない幻想を捨てきれないのです。

 

アロハシャツがとても似合う人というのは、きっとアロハシャツに負けない人なのでしょう。アロハシャツの個性よりも、その人の個性が強い人。こういう人が着ることで、アロハシャツ特有の個性がその人の個性によってうまく抑え込まれ、傍から見てバランスが取れた印象に映ると。そんなところじゃないでしょうか。

 

ところで私には将来の夢があります。それは、派手なアロハシャツを羽織って短パンを履き、サングラスをかけて杖を突きながら、その辺の近所を徘徊するのが似合うクソジジイになることです。こうなるためにはどうすればいいのか、逆算しながら人生を歩んでいるようなところがあります。