口から出まかせ日記【表】

家にあるホッカイロすべて有効期限切れ。

知らない記憶をたどってみる。

 

ういうことだかいまだ実家暮らしです。ただ、そう悪くないというか、暮らしていて快適なので居ついてしまっております。これからどうなるか分かりませんが。ところで思うんですが、独り立ちして家族の元から離れて暮らすとは、同時に「自分の記憶」だけを頼りに生きていくことを意味しませんか。


実家での暮らしというと、祖父母、父、母、姉や兄など、自分にとって身近であり、自分よりも早くこの世に生まれた誰かしらと暮らすわけです。当然、自分が知らないことを知っていたりします。自分の記憶が定かではなかった時のことを彼らは知っていて、家族で団らんしているとそれを話題にしたりするもんですよね。


私なんかもしょっちゅう、特に母親からは、自分の記憶に残っていないことを話題にされたりします。夕飯の時とかに、「あんたは5歳ぐらいの時には年齢関係なく女子5人くらいに婚約してた」とか、全く記憶にございません的なことを引き出してきて話題にするのです。どこかに記憶の欠片でもないだろうかと、頭の中を必死に探しても何も引っ掛からないような話ばかりです。


まあ、自分の知らない自分史としてそれを聞くのは興味深いところもあります。子供の頃の自分が、今の自分ではなかなかできないことを、易々と成し遂げていたりするのが面白いですね。そのまま順調にいけば、そんな感じのまま今に至っているのかもしれないけど、実際には成長するうちに性格の一部を失ったり、別な性格を得たりしつつ、今があるのだなと身に沁みてきます。

 

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あと、まったく記憶にない場所に遊びに行った話もよく出ますね。「あんたは○○公園のジャングルジムが滅茶苦茶好きで、連れて行ったら降りてこなくて困った」だの、「○○パークに連れて行ったら、そこにある浅い池みたいなとこであんた溺れかけたことがある」だの、よくそんな細かいこと覚えてるなぁってことをよく覚えてるんですよね(日本語おかしい)。


子供の時に連れて行ってもらったらしい公園や遊園地は、とっく寂れていたり、廃墟になっている場所もあります。それで、ここ数年の話ですが、そういう場所にひとりで行ってみるようにになりました。記憶をたどってみるといっても、自分にはその記憶が残ってないわけですが、その場に立つことでなにか得られるもの、感じられるものがあるだろうかと思ったわけです。


実際に行ってみると、壮絶な感じで雑草が生えていて、極限までさび付いた遊具が放置されていたりとか、なんで俺こんなところに来てるんだろみたいな、けっこう違和感があるんです。それでも、ああ、知らない自分がここで遊んでいたんだなと思い、頭の中でイメージして、荒れた風景の中で子供の頃の自分を遊ばせてみます。


さび付いたジャングルジムのてっぺんまで登らせてみる。ブランコのないブランコ台の下で佇ませてみる。傾いたまま化石になったシーソーに座らせてみる。幽霊が店番をしているアイスクリーム屋さんに並ばせてみる。3歳の頃に溺れたらしい池でもういちど溺らせてみる。飽きたら帰ります。


 


Radiohead - Daydreaming

 

ああ、今日から記事の最後になんとなく記事の雰囲気と合いそうな曲をユーチューブから貼りたい気分なので貼ります。というか雰囲気と合わなくても貼ります。貼ってゆくどす。