口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

昔も今もご褒美は肉。

 

週のお題「自分にご褒美」ということで、とりあえず自分へのご褒美についてちょっとイメージしてみたんですが、脳内に浮かんだのは肉です。広くて綺麗なテーブルの上に皿が並べてあり、香草なんかと一緒に盛り付けられたミディアムレアぐらいの焼き加減の肉料理が並んでいると。で、窓の外の雪景色の中では、混浴の露天風呂の光景が広がっている。はい。さっぱりよく分からないシチュエーションでございますね。

 

なにはともあれ、私にとってご褒美といったら肉です。とにかく肉さえ食わしてくれれば満足できます。ただ、前にちょっと書いた気がするんですが、加齢のせいか肉を食べるのがしんどくなってきた気配があります。それは単に肉が嫌いになったわけじゃなく、肉に求めるものが変わってきたからでしょう。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

20代ぐらいまで、肉といえば量とセットになっており、とりあえずドーンと盛り付けられていれば至福であると考えてました。何の肉であろうと構いません。焼こうが揚げようが茹でようが、とにかく大量の調理された肉でありさえすれば、それで十分なご褒美だったのです。


そのころ好きだったと思われる肉料理をざっとあげると、牛丼、豚丼、唐揚げ、フライドチキン、牛タン焼き、豚カツ、ハンバーグ、ステーキ、豚の角煮、焼き鳥、おでんに入ってるウィンナー、焼き肉屋で食べる焼肉、コンビニの焼肉弁当、ラーメン屋のチャーシュー丼。このあたりですか。なんか、書いてる途中で腹の調子がおかしくなってトイレに一度行きました💩

 

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それから年月が経ち、唐揚げも牛丼もいまだに大好きですが、それがご褒美に成り得るかというと事情が変わってきました。しゃらくさいことですが、だんだんと酒の味なんかも覚えるようになり、鳥刺しだとか生ハムだとか、酒の肴としての肉料理に親しみを持つようになりました。

 

すると自分の中で、食事のおかずとしての肉と、酒と一緒に摂取する嗜好品的な肉に分かれきました。嗜好品的な肉料理というと、自分には作る技術が無かったり、作れたとしてもめんどくさかったりして、たいていはどこかのお店で食べる経験を伴います。そんな、肉を食べるためにわざわざ外に出かけるという行動原理は、いやがおうにも肉の価値を高める行為なんでしょう。


それから、肉を求めてどこかのお店に緊張しながら初めて入ったり、特別な誰かや、もしくは一人きりで、肉を前にして何かを話したり考えたりしたことも相まって、肉はさらに特別さを増すわけです。思えば遥か昔から、その時代なりに調理された動物の肉と、人間はずっと特別な関係にあったわけですしね。

 

肉を通じて、人は自分の知らない経験をする原動力を持つこともできる。そう考えると、色んな意味で肉に育てられてるなと思いませんか。ちなみに上の画像は、家で豚ロースの塊を鍋に入れて、2リットルのコーラと醤油をぶち込んで、ひたすら弱火で煮込んだ一品です。肉の繊維がほろほろして、最近作った料理の中では大成功でした。今年は忘年会なんてしないだろうし、家で肉を調理して、自分で自分を褒めたいと思います。

 


Meat Loaf - Two Out Of Three Ain't Bad (PCM Stereo)

まんま肉料理のロックバンドと言ったらこれですね。