口から出まかせ日記【表】

家にあるホッカイロすべて有効期限切れ。

【不思議体験】雨の日に増える足音。


のあいだ当ブログ開設二周年企画としてブログのお題を読者の皆様に募集したところ、同じはてなブロガーの (id:odanoura)さんから、こんなリクエストがありました。

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なるほど。雨の日のエピソードですか。今の時期にちょうどぴったり。もしかしたら、Sさんはちょっとドラマチックな話を期待してるのかもしれません。で、よーく記憶を探ってみたんですがね、正直いって私に関してそういう体験は皆無ですね~笑。基本的に雨と湿気が嫌いな人間だから、ちょっとでも降ってきたら異性の誘いなんて耳に入らず、とっとと家に帰って寝床に潜り、息をひそめて天井をじっと見つめる。そんな人生だからドラマが発生しないのである。


ということで残念ながら雨の日の恋愛エピソードみたいなエモい体験は語れません。その代わり、なんだかいまだによく分からない不思議な体験をしたことは何度かありますので、今回はそのことを書こうかなと思います。よろしくゲロ🐸

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私の家で、というか「ほし家一族」で管理している山の土地があります。昔からの呼び方では入会山(いりあいやま)というものです。今は共有山と呼ぶことが多くなってきました。これは一つの山を関係者同士でシェアし、それぞれが受け持った土地に関しては責任を持って管理するわけです。山を丸ごとひとりで管理するのはもちろん大変なので、その山の近くの集落に住む人たちで、土地を分けあって管理するというのは昔からの伝統です。木を伐ったり下刈りをしたり、植樹をしたり。キノコや山菜を採ったりするのも、自分の管理する山地の中では割と自由です。

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なんか急に専門的な話になってしまいました笑。で、この共有山の一部に、かつて私の祖父と祖母が共同で管理していた山地があり、自分も物心ついた時からお手伝い、というかほとんど遊びで付いていってました。「山の土地を所有してる」なんていうと急に金の話と結び付ける人もいますが、少なくともうちの山はそんな金にならないですよ。金になるというのは、例えば将来的にその場所を開発して何か作るとかいった場合、行政や企業との間で、土地の売却価格に関する交渉をする過程で初めてはっきりしてくるものです。あとは、その土地でしか産出しない希少なモノがあるだとか。あいにくうちの山はそんなのとは無縁です。毎年林業組合に税金を払ってるので、寧ろ出て行くお金の方が多いくらいだ笑。


それはともかく、山は遊び場として最高なので、祖父から「山行くぞ~」と呼ばれると喜んでついていきました。管理している土地はそこまで広いわけでもないですが、綺麗な沢があって魚が泳いでたりもするし、もちろん色んな植物とかキノコなんかも生えてるから、歩いてるだけで楽しい。祖父や祖母は、下刈りや植樹した木の管理なんかに集中し、こっちはただブラブラしながら沢に素足で浸かって悦に浸ったりしてました。


山は天気が変わりやすいと昔からいわれる通り、急に雨がしとしと降ってくるなんてのはしょっちゅうでした。天気予報でその一帯が晴れであっても、山の麓にだけ雲が引っかかって雨が降るなんてこともある。多少の雨なら祖父母も仕事を止めないし、私も子供の頃は濡れたりするのは平気だったし、寧ろテンションが上がって半狂乱で騒いでました。ただ何かあると面倒なので、天気が変わったときはなるべく三人近くに寄り、離れないようにしてました。


で、不思議な現象なんですが、足音が増えるんですね。三人寄ればそりゃ足音は増えるじゃないかと思うかもしれないけど、それにしては足音が多すぎるんです。三人でじっとしていても、濡れた落ち葉を踏みしめる、「シャカ、シャカ」という音が立ちます。動物の足音ではないと思いますね。普通に人の足音らしい音です。一定の距離を取ってこちらに付いてきてるような雰囲気がありました。


祖父や祖母に、こんな足音がなんで鳴るのかしょっちゅう聞いてた覚えがありますが、祖父は「山神さまだ」というし、祖母は「なにも悪い事はしないから気にしなくていい」とかいうので、原因を追究する気もなくなりました。なんか気になるけど仕方ないかと諦めてましたね。ただ嫌なのは、おしっことかしたくなるじゃないですか。その時にちょっと離れた藪の中に行く時なんか、後ろからその足音が付いてきたりするのがちょっと怖かった。


共有山も、それぞれの土地管理者が高齢になって管理が行き届かなくなり、林業組合に管理を委託する土地も増えてきました。もちろん、うちで管理していた土地もそうです。とはいえ土地ごと譲渡したわけではなく、あくまで管理をお願いしてるだけです。名義は私に移りました。だから今は私の山ですね。所有者なのに、最近その山に行ってません。けっこう行くのにめんどくさい所にあるんですよ。まあ、今年は必ず行きたいなと思ってます。


前回行ったのが三年前の秋です。すっかり暑さと湿気が駄目なおっさんになってしまいましたので、涼しくて乾燥した時期に行きました。以前と比べて流れが細くなってしまった沢を眺めて、ここで昔遊んだなぁなんて思い出に浸りながら、かつて祖父や祖母が植樹をしていた斜面まで行ってみました。当時植えた木はそこそこ立派に伸びており、ちょっと感動しながら歩きました。


当日雨が降っていたわけじゃないですが、その前々日にけっこう強い雨が降ったせいか地面はやや濡れていました。そしたら斜面の下の方から、「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ」と、例の足音が聞こえてきました。この時はかなり怖かったし、嘘、まだ居たのかと驚きましたね。で、近づいてきますから、ちょっと道を外れて、足音に道を譲ろうかと、なんかよく分かんない行動をしたんですよね笑。で、足音が近づいてきて、目の前を通り抜けていって、何メートルか行ったところでその足音が消えたんです。うわ、消えたと思いました。急に消えたら消えたでそりゃ怖い笑。ただ、その後は変な音はせず、無事に家に帰ることができました。


ちなみに林業組合の方で、実際山に入って仕事をしてる人と話をしたことがありますが、「足音するくらいならまだいい方ですよ」などと言われました。場所によっては、急に藪の中から小石や木の実をぶつけられたりすることもあるみたいです。ここまで書いて、これどっちかというと雨の日の不思議体験っていうか、山の中の不思議体験じゃないかと思いましたが、2500文字オーバーしたので助さん格さんもういいでしょうこの紋所が目に入らぬかぁ~(?)


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奇跡体験アンビリバボーのテーマ曲といったらコレ。