口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

食事の邪魔をしないスポーツ中継。

 

京オリンピックの開会式はご覧になりましたか。へへへ。私もご覧になりましたよ~(日本語おかしい)。全部通して観たわけじゃなく、途中で飽きてブログを書いたりしながらチラチラ眺める程度でしたが。印象に残ったのは、真矢みきっぽい人がいるなと思ったら真矢みきだったこと。この人ミーシャっぽいなと思ってたらミーシャだったこと。なんか既視感のあるタップダンス。地球の形になって浮かぶドローン(これは良かった)。ドラクエの曲で入場。そんなところです。肝心の聖火台に火を灯すところは完全にスルーしてました。


で、個人的な印象っていうかただのボヤキですが、色々とっ散らかりすぎて、いまいち嚙み合ってない感じがしました。一つの物語の中に収束していく感じで作った方が良かったんじゃないでしょうか。それこそドラクエの世界観を舞台にし、勇者一行がグラウンド上を世界に見立てて旅する過程において、日本の伝統的な文化や、これまで日本人が経験してきた試練を見立てたようなものに遭遇するみたいなのだと分かりやすかったかもと。その中でマリオとか悟空とか、作品間を通り越したキャラクターが飛び出したら熱かった気がする。閉会式に微かに期待しましょうか。


話が変わりますが、なんだかんだ毎日テレビで東京オリンピックの競技を眺めていますね。いや、観てるってよりはただ流しているだけって感じです。今もPCでブログを書きつつ、脇のテレビでは女子ソフトボールの試合中継をひたすら流しています。試合の進展にはそこまで興味が湧きませんが、競技の雰囲気が邪魔にならず耳にも心地いいのと、時々作業を中断しつつ別なものを眺めて気分転換するには、なかなかいいもんです。なんにも音が無いよりかえって落ち着きます。


オリンピックに限らず、世界陸上や甲子園もそうですが、日常的にスポーツ番組をテレビでやってる時期って割と安心感があります。観るものにこだわらなくていいというか、選ぶ必要がないのがとても楽です。別に今、ユーチューブでもサブスクの動画サイトでも自分の好きな映像だけを流すことはできますが、誰かと共同生活をしていればそういうわけにもいかない。特に私みたいに親元で暮らしていて、場所と時間を共有して過ごす場面が多い場合、テレビ番組の内容はけっこう影響してきます。特に食事の時なんかそうです。

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うちの母親はサスペンスとかミステリー系のドラマが好きで、夕飯の時に流していたりしてます。特に『科捜研の女』が好きなんで、いっつも沢口靖子の顔を観ながら食べてる気がする笑。まあ『科捜研の女』は作風が割と落ち着いてるし、出てくるキャラクターもそんなにぶっ飛んだ人がいないからまだいい。でも作品によっては、明らかに食事をしながら観るのに向いていないような、そういうシチュエーションだとか、鋭すぎる役者の演技とかが出てきます。名探偵コナンですらかなりヤバい時があるんですよ。


他所の家庭のシリアスな喧嘩を眺めながら食事したい人なんてなかなかいないと思いますが、ドラマではよく出てくるシチュエーションですし、やはり創作ですから、ひとりひとりの感情表現がくっきりしていて落ち着きません。観た人の心を揺さぶるように仕掛けてるんだから当たり前です。もちろんドラマを主として味わうのならそれでいいんですが、こっちが納豆ご飯なんかをもりもり食べてる時、そういうシーンになっちゃうと、それに気を取られて納豆が床にトローンと落下したりするんであんま良くない笑。


だから食事の時に流す理想的な映像としては、食事に対する集中力を途切れさせない程度のものがいい。個人的に適してるなと思うのが、『世界遺産』みたいな風景に主眼を置いた番組や、将棋や碁の中継みたいな静かな勝負。あと歌謡ショーみたいなのとか、相撲中継、バラエティー要素の少ないニュース番組、それに加えてスポーツ中継が入ってくる感じですかね。それを観てもいいし、観ないで流してもしまえるような、押しつけがましくない映像ならいい感じだと思います。


いやいや、スポーツだって盛り上がれば食事どころじゃないでしょと言われたら、そりゃそうです。でも、試合中の盛り上がりには緩急もありますし、その人がどれだけ特定のスポーツに入れ込んでいるかにもよるから、なんとも言えませんよね。ああ、オリンピック期間中のいい所は、地上波じゃあんまりお目にかからない、大して自分が興味ないスポーツがたくさん見れるところです笑。一見物珍しいけど、そこまで競技の結果にこだわる気も起きないという絶妙な距離感が、環境映像としてちょうどいい具合に働く。そして、ここには少なからぬ税金が投入されているわけなので、なんとかそれを自分の生活に組み込むことで回収したいという意識も、隅っこの方にあります。

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閉会式はこの曲で締めていただきたい。