口から出まかせ日記【表】

家にあるホッカイロすべて有効期限切れ。

逃げ場のある温もり。

 

週のお題は「あったか~い」ということですが、たしかに外から室内に入ると「あったけぇ……」と感じることが多くなりました。もうすっかり北風ぴゅーぴゅーの毎日です。鋭い枝や空き缶が、私をめがけて本気で飛んできます。そのうちドラム缶なんかも飛んでくるやもしれません。ジャンプ力を鍛えておきたいところです。


この時期、会社への通勤手段で悩みます。それまでは、天気が良ければバイク通勤、天気が悪ければバスで通勤の二択でしたが、こう寒くなってくるとバイク通勤はツラいもの。これからスキー場に行くんですか的な、ミシュランマンの如き格好で乗ればさすがに耐えられますが、着いた先でそれらをまた脱着する手間が非常にめんどくさい。いよいよ雪が降れば、バイクは来年の春まで冬眠です。


バス通勤で寒さの心配はないですけど、それはそれで苦手なところがあります。時々、暖房の設定を間違えてるのかと思うようなバスに当たることがあり、しかも冬場は乗客の人数が増える傾向があります。人が乗れば乗るほど車内の空気が暑くなり、少しずつ空気が汚染していくのが感覚で分かるんですね。


いまのところ、コロナ対策で冬でも窓を開けて換気してるからまだいいですが、密閉された空間で、体臭が入り混じった生暖かい空気に閉じ込められる感覚はかなり苦手。バスだけじゃなく飲食店なんかでも、「どよーん」と、半分ゲル化したかのような空気感のある店もありますが、好きじゃないです。といいつつ、ついつい店構えに惹かれて、そういう所に入りがちなんですがね笑。とはいえ、どこからか隙間風が入りこむ、温かいのか寒いのかあんまりよく分からない店の方が、居心地よく感じます。

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だいぶ前に、「寒さと清潔感は結び付いているからこそ、寒い時期にわざわざ大掃除をしたりとか、滝に打たれたりだとか、つまり『禊』の感覚が働くのではないか」みたいな事を思いついて書きました。

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「禊」とは穢れを払うことですが、寒さや冷たさに意図的に身を投じる事で、「清浄」になるための祭りや風習が昔からあります。逆の視点で考えれば、その禊で払い落すのは「温もり」なのでしょうか。温もりとは、まぁとにかくありがたいものではあるけれど、同時に不潔感だとか、ある種の意識の甘さも含まれる存在といえる。それを自分の身から打ち払うことで、いまいちど清浄となり、意識を改めることを目的にしているのかもしれない。


そこまで意識的でなくとも、日常的に「禊」のような体験は、特に冬場は感じやすいものじゃないかと。ぎゅうぎゅうに乗客の詰まった乗り物の中で、滞った空気の感触に苦しんでいると、ある場所で客がさっと降りていき、同時に外から冷たい空気がふっと入ってくることがある。そんなときに、ある種の「清浄感」というのか、その場の穢れが抜けていったような感覚になります。


うん。こんな難しい話するつもりなかったんですが笑。まあ、とにかく寒い時期は「あったか~い」に越したことはないんですが、でも、そこからの逃げ場も同時にあったほうがいいのは確かだと思うんです。鍋とかこれからの時期は食べたくなるけれど、最後の〆にアイスとか食べたくなりませんか。そうすることで、持て余した温かさを逃して、ちょうどいいバランスを保てるのかもしれません。


北国に住んでると、「もう、冬、いらんわ。雪ばっかり降って。沖縄あたりに永住したい」とかつい考えたりしがちなんですが、実際に一年中常夏の国なんかに暮らしたとしたら、案外違和感が出てくるのかもしれません。逃れられない温かさが監獄のように感じられることもあるのかもしれない。そんな、よしなしごとを思いつつ、なんとか冬を越したいと思います。


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寒くないのかなこれ。