口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

私の世界の進め方。

 

ルデンリングというゲームにハマったことを前に書きました。

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どういうゲームか簡単に説明すると、走り回ったり、馬に乗って駈けたりできる、美しく広大な世界があります。そこを、犬、骸骨、カニ、兵士、ドラゴン、スライム、亀、変人なんかが曖昧にウロウロしている。その者たちはすべからく敵です。なぜか襲われる。このゲームの世界で生きるものたちの99%は敵。すべて斃して差し支えない。


と、自分の文章力では血生臭さしか伝わってきませんが、それは一側面でしかなく、とても自由で楽しいゲームです。それは多少の理不尽さとセットになっているので、人によっては怒りが抑えられず、コントローラーを破壊したり、壁に穴を開けたりする人もいるでしょう。ご愁傷様です。


その理不尽さも、挑むのか逃げるのかはプレイヤーに委ねられています。挑戦する機会を自分の判断にゆだねられるのが、このゲームの自由度であり、醍醐味なのですね。で、このゲームをやっていると、自分がどういう人間なのか、改めて考えざるを得なくなってきます。ゲームの楽しみ方や進め方を通し、「やっぱり自分はこういう人間なんだな。そのあたりは昔から変わらないか」みたいな、腑に落ちるようなことがいくつもある。


一応、このゲームには正規ルートがあり、それなりに分かりやすく提示されます。ところが私の場合、案の定というか、全くそれに従う気が起こりません。とりあえずスタート地点から前には進まず、後ろに振り返ってそっちに進みます。最初のスタート地点が、海に囲まれた半島のようなところなんですが、とりあえずその周縁をひたすらとぼとぼ歩きながら、目的もなく歩き通します。

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そのあいだにも歩く骸骨とか、触手だらけの化け物に出会うのですが、倒したり倒されたりしながらもずんずん進みます。で、とりあえず一周して、最初の地点に戻ってくる。ゲームでも現実でもそうですが、見慣れぬ新しい場所に来ると、とりあえずその場所の「枠」がどんなものか、把握したい気分が湧きます。いきなり中心に向かうのは避けて、とりあえず周りから攻めるというのは、現実の自分も昔からよくやりがちなことです。


じゃあ、一周したからいよいよ正規ルートに進むのかというと、まったく進む気配がない。何かが潜んでそうな廃墟や洞窟を見つけては、今度は枠の内側をひたすら徘徊するわけですね。寄り道が新たな寄り道を生む。たまに正気に戻り、こんなプラプラしてないで、そろそろ正規ルートの方角にそびえる巨大な城へ向かおうかとも思うんですが、どうにも億劫なのです。


結局、寄り道できるところは寄り道し尽くし、その過程で強敵も倒して武器を入手。もはや進む先は正規ルートしか残っていない。そうなってようやく城を目指します。自分でも呆れるほどの腰の重さです。で、正規ルートにはもちろんそれらしい試練はあるのですが、拍子抜けするほど意外とすんなりクリアできてしまう。自分の経験や強さを、プラプラしてるうちに手に入れたことを実感するわけですが、同時に、なんとなく挑むのに最適な時期を逃した気分を感じつつ、次の新たな場所に降り立ちます。


で、いまも現在進行形で徘徊中です。正規ルートと云われている方角には、案の定、立派な建物が聳えているのですが、踏み入れるのはいつになるのやら。あそこには強力な試練と、それに伴う幸福が待っているのでしょうが、あいかわらず私は無駄にそのへんをプラプラしつつ、やたら巨大なエビなんかに殺されながら、小さな収穫を得ていくような感じです。すでにゲーム内で100回以上は死んでいますが、私は私なりにこのゲームをクリアしたい。そしたらブログで報告いたします。

 

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エルデンリング。私好みの不穏なBGMが多い笑