口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

私とあなたと波長の話。

 

んかそういう流れが来てるかもしれません。いったいなんの話かというと、ここんとこ旧知の仲というか、以前親しく交際していた人たちから、相次いで連絡が来るようになったのです。中には10年ぶりに会話をした人もいる。とりあえず現状、死んだりとか大きな病気になったりしてる人もおらず、どっこい生きてることが分かって安心しましたよ。


しかし、大学時代にアパートの六畳間で身を寄せ合って麻雀牌を囲みながら、スケベな話で盛り上がってた頃からずいぶんと時が経ってしまったものだ。当時は時間が停滞している感覚があり、サイゼリアやボーリング場でいくら時間を潰しても、時が消費されずにループしている気がしてたんですが、そんなことなかった。現実は着実に進んでいき、皆なにやら急にスーツや白衣や作業着を纏ったかと思いきや、地球全体に散り散りになっていきましたよ。


お互いの距離感がスーッと引いてしまってからようやく、「ああやって一緒にいられたのは貴重なことだったのよなぁ」なんて思い出す始末。この感覚、映画やら文学なんかではベタな題材でしょうけど、実際に体験するのはひときわ身に沁みるもんです。ああいう時代はもう二度と来ないでしょうね。もういちど再現するとしたら、みんなヨボヨボになって、同じグループホームに揃って入居するぐらいしかないのかも。


LINEグループなんかで意識的な距離感を維持していても、実際に対面して会うのが、妙に難しくなっている。そこへさらにコロナ禍が挟まり、人と会うことが軽い犯罪のような雰囲気の時すらありました。それでも個々人には、なんとか会えるものです。でも、あのとき一緒に時を過ごした「仲間」という単位では厳しい。人に会うことが年々厳しさを増していきます。ある流れがたまたま一致した人としか、会えていない気がする。

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ただ、ここんところやたらと友人から揃って、会おう会おうとラブコールを受けている。これはなにやら、ある種の自然現象かとも思えてきましたよ。人にはそれぞれ潮の満ち引きのようなものがあるとして、それがたまたま同調した時期に一緒に過ごすことになる。でもいずれ、その波長は個々人で変化していき、自然と潮が引くように、関係が離れていくような感じかなと想像します。


だから、私が誰かに「会いたいな」と感情的に感じても、相手の波長がこちらに近寄っていないと、なかなか達成できないものかもしれない。どうしても会いたい人がいて、こちらの都合で無理に予定を合わせて会ったりしたこともあるのですが、なんとも言えない間の悪さを感じたことがあります。話していて、相手がこちらに気持ちが寄っていないのが分かってしまって。別にこれは、同性・異性に関係なく体験したことです。


なので、人と会うのはなるべくお互いの波が同調しあえる時のほうが、有意義でいいのだろうなと思ってるんですが、私は神様じゃないしそんなのは分かりませんよ笑。だから、実際に会ってお互いに不機嫌になる時もある。それはそれでいいと思ってます。結果はどうあれ、会うことは大切ですから。とりあえず、来月、再来月と、人と会う機会が多くなるかも。ブログ更新のペースも変わってくるかもしれません。


それと、いろんな人から「会おうよ」と声がかかる機運というか、そもそもの波のようなものはどこから来たのかなとも考えます。春の陽気による気まぐれか。ソーシャルディスタンスの孤独感か。東日本大震災から11年という年月が契機となったか。現在進行形の社会情勢の不安さが、会える時に会おうという波を引き起こしたのか。いずれにせよ、私たちの心に波を起こすものは無数にある。人と会って話せば、それが途端に凪に変わるわけではないだろうけど、少しでも穏やかになれるのならば、と思います。

 

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Wave(波)というと思い出すのがこの曲。