口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

食欲はファンタジーではない。

 

回、「旅行したいんだけど、魚介も地酒も美味くて、花鳥風月を味わえて、美女を侍らせ露天風呂でイチャイチャできるようなところを教えろこの野郎」と暴言を吐いたところ、35歳限界説の男 (id:genkai35sai)さんから、コメント欄にて静岡県をおススメされました。

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ありがとうございます。実際、静岡は何度か行ったことがあります。沼津に伊豆に焼津に熱海は踏破しました。あと、浜名湖で一度遊覧船に乗った記憶があるんですが、一体いつの記憶なのかが定かではありません。


静岡は私からすると「水」のイメージが強いところ。富士山のある県だけど、いつも水辺に近いとこに遊びに行くからそう感じるのかもしれませんね。次に遊びに行くとしたらどこに行こうか。うーん。「突端」とかどうでしょうね。御前崎灯台っていう、地形が突き出てるその先っぽに灯台があるんですが、こういう行きにくい所にわざわざ行ってみるのもいいかも。

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で、話が変わるんですが、旅行といえばグルメです。でも、観光地の食べ物って妙に盛り方が豪快なのが多いイメージがあります。海の近くの店で海鮮丼なんか頼むと、丼に山ほど色々載ったものがドーンと出てきたりとか。「いったいどうやって食べりゃいいのよ」と思うような、食べる側の手間とか考えずにとにかく旬のものをどっさり載せました、みたいなのをよく見かける。


とはいえ、もちろん選んだのはこちらですから、意地でもなんとかして食べるわけです。けど、食べるのが困難な料理って、味わうってより神経を使うゲームをしている気分になりませんか。まず一番上に乗ってるエビの刺身をどかし、次にタコを攻めて、それから次はブリの切り身を崩しにいくか、みたいな。ジェンガでもやってんのかって気分になる。少し気が散ると、丼からイクラがぼとぼと零れ落ちるのです。

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食べやすい海鮮丼はホッとします。平和の象徴。

うーむ。文章で書くとどうやっても贅沢な描写になっちゃいます笑。が、実際に食べてる本人はてんてこ舞いですよ。あげく、醤油が服に飛び散って殺意すら湧くこともある。結局、食欲を「挑戦」だとみなして料理の創作をする人がおり、それに果敢に挑戦する人がいることで成り立つ関係性があるのだろうと思います。


実際、私も「せっかくここまで来たんだから挑戦してみるか」みたいなノリで平らげてきた人間ではあるのですよ。フードファイターの精神でやってきたのです。でも、ここんところの食欲の減退と共に、食べることを「挑戦」とみなす気持ちが萎んだせいなのか、食べづらい料理と対面するたびにイライラするようになってしまいました。


野菜炒めを麺の上にドバっと載せたラーメンとかあるでしょう。それを食べないと麵にたどり着かないのとか。ああいうの腹が立ってくる笑。でも、メニュー表を熟読した上で頼んだのはもちろん私でして、イライラしながらも食べきるわけです。で、食後はしっかり腹の張りに苦しめられると。まあ、そろそろ意識の変え時かなと思っています。


これまでは習い性のように、価格に比してなるべく量の多いものを食べる事に幸福感を得ていた私ですが、そんな大学生気分を滅ぼすときがきたのかもしれん。食欲はファンタジーではない。実態があるのです。若いつもりでファンタジーめいた食欲を消化してきた私の体の悲鳴がようやく聞こえてきたのかもしれません。これからはそれにじっと耳を澄ませて、しっとりと、食べるものを選んでいきたいところです。がんばります、押忍ッ

 

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ブルース・ウィリス。引退かぁ。