口から出まかせ日記【表】

うがい、手洗い、納税。

スマホさえ名前を憶えていればいいのか。

 

こんところ、玄関を出たとたん虫に取り囲まれます。この虫ってのが、なんかやたら小っちゃい蜂みたいなやつで、別に刺したりはしないのだけど、三匹ぐらい私の周りを監視するようにフワフワ飛び回るのです。しかも、けっこうな距離を飛びながら付いてくる。300メートルぐらい付いてくる。なんで虫にモテなきゃならねんだ。


話を変えて。どうやら私は周囲の人から「酒と音楽の人」だと思われているフシがあり、「最近どんな酒飲みましたか」「かっこいい曲ないですか」とか色々聞かれます。パリピかなにかと思われてんだろうか。でも、とりあえず聞かれたし、飲んだお酒とか、聞いた曲の中でのおススメをその人に伝えるわけです。


しかしここで問題が。名前が出てこないんすよ。頭にイメージは思い浮かぶのに、名前が出てこないので引き出せないのです。「ほら、あれあれあれ。○○酒造の、や、違う、えーと、○○酒造だったか、あれだよ、あれあれあれあ」みたいになる。で、結局はスマホ頼りです。画像フォルダを開き、飲んだお酒の瓶を撮影した画像を確認。「これです」と、その人に直接見せて解決します。


音楽もそう。20代の頃は爽快なほど、バンド名や曲名がポンポンと頭から取り出せて悦に浸っていた頃もありますが、今はだめ。そもそも自分がどんなバンドのどんな曲を聴いていたかも曖昧模糊としてきており、自分が使っているストリーミングサービスの履歴を眺めて、ようやく具体的にどんなのを聴いているかが分かる始末です。

 

 

記憶の内容がだいぶ、自分の頭とスマホで分離している気がしますね。頭の方は、なにか体験したときに五感で感じたことや、その時の情景なんかを薄らぼんやりと覚えてるような感じ。逆にスマホは、実際に何をどう楽しんだのか、データとして明確な名称と共に記憶されているわけです。順調に分担化が進んでいるような感覚がある。


なんでこうなるのかといえば、もちろんスマホがあるからですね。私が多少なにかを忘れようが、スマホさえあればなんとかなる。最強の備忘録を持っているので甘えることができる。いや、甘えだとかもうそういう次元じゃなく、もうスマホは私の脳の一部で、スマホが無ければ私は完全じゃない。これは誰にとってもそうかもしれません。スマホを失くすと、自分の頭が欠けたかのようにみんなオロオロするではないですか。


こういう状態に明確な弊害はあるのか。どこぞの脳科学者が「これではますます人類の脳機能が低下していく」とかなんとか言いそうですが、そもそも脳の機能を外部に委託していくことで、本人の脳の機能が低下しようとも、その人の負担にならないことを目指しているのがITの世界だと思うのです。寧ろ、覚えていないことや、どうしても覚えられないことによる弊害を、無くしていく方向に進んでいると捉えた方がいいのかもしれない。


「でもスマホを失くしたら、途端になにも分からなくなるじゃないか」という人もいるかもですが、再入手も容易だし、データもアカウントさえあれば復元ができるのであんまり説得力がないのです。人はこれからずっと、スマホ的なモノと歩んでいく。となれば、覚えるプレッシャーのかかるものは、せいぜい人の名前くらいになるのかもしれない。


ああ、でもなんか人の名前の記憶力も最近怪しくてですね、一日通して「サイトウさん」と呼んでいた方が、実はサクマさんだったりしました。でも、その方は終始にこやかにサイトウさんを演じてくれていた笑。毎日、変なところに汗をかいてますぞ(;'∀')


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最近リピートしてるFlorence + The Machineというバンドの曲。ヴォーカルのフローレンス・ウェルチさんは、重い歌詞を凄いカッコよく歌うなんかやたらかっちょいいけどちょっと怖い人(語彙崩壊)