口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

風景が介護です。

 

日、私は偉いので投票に行きました。家から歩いて5分の体育館が投票会場。駐車場もありますが、私と同様に歩いて向かう人がけっこういましたね。しかし、道中見かけたのはお年寄りばかり。そろーりそろーり、あまりに悠遠な歩みで投票所へ向かっているのです。まぁそこは元サッカー部らしいフットワークで、サイドから8人ばかり追い抜きましたよ。


会場はそもそもバリアフリーの施設ですが、当日はさらなる念の入れよう。数センチの段差まで無くすスロープまで準備してある。しかしながら、会場の様相は特別養護老人ホームの如く高齢者でごった返しており、誰かしらが転倒しそうなリスクを孕んだ環境でした。見ててほんとハラハラした。


なんとか投票を終えて会場を出ると、来た時と同様、お年寄りの方々と並んで帰るわけです。が、私のだいぶ前の方を歩いていた背の高いおじいさんが、なんか急に前方へタックルをかまし、茂みに半分ぐらい埋まったんで超ビビった笑。ちょうど近くにいた人と体を起こすのを手伝いましたが、別になんともないようなんでホッとしましたよ。


家に着いてから、ふと日本の未来を憂い、自分の住んでるあたりの高齢化率(65歳以上の高齢者の比率)をネットで調べたところ、なんと約28%とかいう驚愕の数値が出てきました。WHOによる超高齢化社会の定義となる基準数値は21%以上なのです。となると、ここらはもはや「シン・高齢化社会地域」とか呼んでも差し支えないのではないでしょうか。

 

 

投票所もですが、近所のスーパーも郵便局も銀行も区役所でもどこでも、「お年寄りしかいねぇなぁ~」というのは常々感じていることです。言ってしまえば、私の住んでいる地域一帯が「オープンな介護施設」といっても過言ではないのかもしれない。実際、介護職の経験がある私から見て、なにかしら介助をした方がいいのではと思うような、動作の危なっかしい方々はよく見かけます。


というか、実際に介助めいたことをする頻度も増えてきた気がしますね。こないだもスーパーの駐車場で、奥さんが乗っていた車椅子を、旦那さんが折りたたんで車トランクに積もうとされてたんですが、やたら難儀しているので声をかけて手伝ったり。あと、握力が弱くなっているのか、買い物かごを床に何度も落としちゃうお婆さんがいて、こっちで片づけたりとか。


だからといって、「困っている高齢者を見かけたら積極的に手伝おう」と薦めたいわけではないし、それはちょっと間違った感覚なんですね。介助とは、「相手の了解を得て行うもの」で、手伝った方がいいかなと感じても、まず本人に手伝うべきかどうか聞かないといけない。それで相手が「手助けは要らない」と意志を示せば、身を引くべきです。


で、ここが大事なとこですが、自分の手伝いは「要らない」と言うのに、他の人が「手伝いましょうか」と聞いたら、「あ、お願いしますぅ~」なんて、相手がすんなり了解することだってあるわけですよ笑。要は、相手も人を選んでいるのです。その判断基準は相手にあり、こちらでどうにかできるものではない。そういうもんだと諦めるしかないですね。


とはいえ、今後の世の中。急に誰かの介助をしなくてはならないシチュエーションにばったり遭遇するなんて頻度も高まってきそうです。個人的には、初歩的な介護の内容くらい、義務教育に組み込んじゃってもいいんじゃないかと思ってますが、どうでしょうね。

 

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そのへんフラフラしてた若い連中を適当に集めた感じがとても良い。