口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

文章を書くと天使がやってくる。

 

の庭が悲惨になりました。凄まじい暑さで色々しんどくて、草むしりをサボってたら、たちまち草まみれになってしもうた。とほほ。しかも、生えてくる草ってのが、なんか穀物の原種みたいなやつで、妙に麦っぽいのとか稲っぽいのがいる。特に稲っぽいやつ。こやつを抜こうとすると、こまかーいトゲみたいなのがびっしりと軍手をした指の間に刺さって、いちいち嫌。


嫌なのはそれだけじゃない。ここんとこ、妙にでかいスズメバチが庭を飛び回っております。近くに巣でもあるのかなぁ。こやつが羽音を立ててやって来たら、とっとと家に逃げ込みます。安全なところから親指よりでかいスズメバチの飛翔を眺めていると、地球で暮らしていく勇気がどんどん削がれていく。なんて恐ろしいとこなんだ地球。


まあ、でも、ちょっと手持ち無沙汰なときに草むしりするのは、いいもんですね。雑草のくせにずいぶん洒落てる草に見惚れたり、ふと顔を上げると、日差しに透けたアゲハチョウが舞っていたり。「チルアウト」って言葉もだいぶ世間に定着してきましたが、草むしりは、私にとってレベルの高いチルアウト。暇潰しとして質が良いのです。


いつごろからだったか、「暇は潰してはいけない」と感じるようになってきました。それは別に、暇を感じるくらいならガンガン働いて稼ごう、みたいな思想じゃないです。暇を感じたとしても、それを雑に踏みつぶすようにするのはやめよう、みたいな感じ。つまりそれまで、私は暇があればかなり雑に潰していたわけですね。酒を飲んだり、麻雀をしたりして。酒は今も飲みますけど。

 

 

暇を「潰す」っていう感覚じゃなく、なるべくなら質の良いもので丁寧に受け止めたいなぁと思ったんです。また、そこに「生産性」だとか、あまり仕事に関わる性質を持ち込みたくなかった。暇なのに生産性高いなんて、なんか気持ち悪いじゃないですか笑。ということで、なるべく優雅に、暇を過ごせるようなものを少しずつ探し始めたわけです。


その感覚の延長上にあるのが、ブログでもあります。このブログは、無職になったタイミングで開始し、現在は働きながら継続しています。無職になった段階で、有り余る時間をブログで受け止めることが出来なければ、たぶん、腐ってたんじゃないですかね笑。無職のときは書くことを仕事の代わりと考えていました。暇なのに生産してるわけだから、上でいった感覚とは少し矛盾しますけど。


ただ、生活の質を落とさないという点で、これは本当に良かった。生活の質は、単純に「自由時間」が存在するだけでも落ちやすい。無為な時間には重力があり、自然と沼にハマっていくようなところがあります(私の場合)。そうならないために、頭上に天使が降りてきて、沼にずぶずぶとハマりそうな自分を、体ごと空中に浮かせてくれるような、そんな力が日常的に欲しい。私にとってそれがブログでした。


「文章を書くと天使が降りて来るなんて。んなことあるかい」と思うかもしれませんが、いますよ、天使。というか、いまこうして書いてるあいだも私の周りを飛んでますけど。頭の上に耳がちょこんと付いてて、耳の中は赤くて、両目の大きさが微妙に違う。口の周りにヒゲが生えてて、けっこう猫っぽいかも。文章を書いてる時はいつも彼がやってくるんですわ。え、こいつ、天使じゃないんすか?

 

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久しぶりに「裏口」の方も更新しました。こっちもぼちぼちやっていきたい。