口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

サロンっぽさの話。

 

ロナ禍以降、私の職場の近くにあった老舗の飲食店、古着屋、怪しいスナック等が少しずつ潰れていきました。じわじわと精神に来るものがあり、自分の中のピースがひとつずつ欠けていく感じがありました。このままいったら私の心は一体どうなってしまうのかと、昼に担々麺と餃子のセットをがつがつ食べながら深刻に考えていたものです。


しかし、今年に入ってからはだいぶ閉店ラッシュが止み、空いたテナントに新しく店がオープンするなど、攻勢に差し掛かった感があります。が、そのオープンした店ってのがなんともビミョーでして、「○○サロン」みたいなとこばかり。その○○のとこに入るのが、「シニア健康ふれあい」だとか、「電離水素なんたら」みたいな、なんとなく健康商法めいた感じなのです。


同僚に、「なんだか近所にサロンが増えてきましたが、そもそもサロンってのがなんなのか、僕は四半世紀にわたりよく分からないのです。教えてください、飴をあげますから」と願い出たところ、「少しお金があってヒマな人が、とりあえず集まって、お茶でも飲みながらどうでもいいことを話すところです。これは半年前に私があげた飴だろ」と回答いただき、ちょっぴり合点しました。


ネットでも十年くらい前からオンラインサロンなどと聞くようになりましたが、そもそも「サロン」ってのがなんだかよく分からず、イメージがずっとフワフワしていました。集まって話をするんだな、ぐらいは流石に分かりますけど、実際、中でどんな話をしたかどうか、あまり外に漏れてこない印象がありますね。ちと秘密結社めいてるというか。そういうとこに魅力を感じて人が集まるってことでもあるんでしょうけど。

 

 

そう言いつつ、私も会員制の勉強会などに参加したことがあるので、ある意味「サロン経験者」であるのかもしれません。でも、講師の語る知識やテクニックをものにしてやろうと、目が血走ってる人ばかり、なんてのは私の想像するサロンじゃないのです。もっとこう、上下関係なしで、互いの知識とか見識を和気あいあいとした雰囲気のなか、白ワインなんか飲みながら語るのがサロンってもんじゃないか。よく知らんけども。


で、数日前。当ブログに頂いたブックマークコメントを眺めながら、スターなんかを付けていたとき、ふと思ったんです。「あ、これ、考えてみればサロンっぽいかもな~」と。私の書いた記事の元に、コメント欄やブックマークで感想や見識が集まって、なんだかわちゃわちゃしてる感じ。それでいて、特に対立関係が起こったりもなく、平穏が保たれている。もしかしてこりゃ、理想のサロンではないか。灯台下暗し。私がサロンでしたか笑


なるほど、ブログをひとつの「サロン」と捉えるなら、私なんか数十個のサロンに同時所属している「サロンマニア」といってもいいかもしれないぞ笑。ああ、でもこれ、ブログ=サロンって決めつけてもいけないですよね。一枚の絵のように、ひとりでじっと眺めるように読むべきブログだってあります。全てのブログが活発な交流を求めているわけじゃない。そのあたりを見誤って、勝手に図々しく居座るような無粋は避けたいものです。


とはいえ、自ずと人が集まってくるようであれば、ブログ主は「サロン主」でもあるわけで、場を調整する舵取り役になる。そこにもまた自由があり、例えば、荒らしコメントを削除せず、コメ欄がファイトクラブ状態になってるのを眺める座長みたいな立場になったりもできる。でも、私はラブ&ピースの精神をもって、全力で当ブログの平和を保ちたいと思いますよ。もしどうにもならなくなったら、このまえ伊勢神宮で買った神聖な塩をパソコンにぶっかけて強引に浄化いたす⛩

 

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そういえば、サロン・ミュージックっていうバンドを思い出しました。