もういくつ寝るとお正月ぅ、とかいう歌があるけど、マジであといくつ寝れば正月だっけと思いカレンダーを眺めたら、まぁ、あと夜中に９回ぐらい寝ると余裕でお正月ですね。ただ、人間きっちり９回までで睡眠回数を抑えるかというと、そんなことないでしょう。私なんか昼寝したり二度寝するのが好きな性分なんであと１４回ぐらいは寝るんじゃないかと思いますよ。
ついでにカレンダーで予定をみると、年内に細々とした用事も残っております。今日から２回寝れば今年最後の床屋さんの予約日。５回寝れば今年最後の眼科通院。７回寝れば新調したスーツの受け取り日と、なかなか最後まで波乱万丈が予想されますが、こういった波浪を乗りこえてこそ、人生に楽天は立つ。私はそう信じております。元日は初詣のついでにナンパでもするか。
それはどうでもいいとして、今年の漢字は「戦」でしたね。
私に関して今年を漢字一文字で表すとなると、「話」かなと。どうでもいいことや、なかなかに深刻なことも含めて色々な話をしましたね。そもそも、私は人と話さなければどうしようもない仕事をしており、会話が業務の７割ぐらいを占めているはずです。会話をしながら、相手を少しずつ良い方向性へ促すような立場なので。
仕事上は聞き手になることが多く、「傾聴」といって相手の話に耳を澄ませ、重要なことをメモしながら聞いています。ただ聞いているだけでは仕事になりません。ときどき相手に質問し、確認すべきことの聞き取りもします。勿論、こうしたことが出来るようになるまでに、相手との信頼関係を重ねる時間も必要です。それだって、基本的には会話の機会を重ねるしかないんですよね。
小さい雪だるまがつくれるくらいには積もりました。
誰かと信頼関係を前提とした会話へ進展するまでに、その地ならしともいえる会話が必要になりますが、でも、そういう会話って別にそんな真面目腐ったもんじゃないんですよね。むしろ、相当に雑な勢いとノリの世界という感じ。「こないだコンビニであれ買ったら美味かったよ～」とかいうのに、「あ、ウチも食べた。美味いよね～」と、些細なことでいいから、相手と共感する反射的な瞬間を重ねていく感じですか。
動物が仲間同士で毛づくろいをするように、人間は言葉でもって相手の心とスキンシップを取るような感じ。そこには効果的な言葉選びや、効くポイントのようなのもある。そこを上手く押さえられる人同士ならば、もう少し大事な話のできる準備が整いやすい。今の仕事をしていて、とても強く実感することです。で、私もなるべく共感性の高い（ウケのいい）言葉を日々模索してますが、今んとこ、これに勝るものはないのが「かわいい」ですね。コミュニケーションを繋ぐ力が半端ない。
というか、今年はほぼほぼ何らかの感想としては「かわいい」しか言ってませんよ笑。誰かの服装を褒める時も「かわいい～」。同僚が自分で手作りしたというお弁当を眺めては「かわいい～」。観光地で撮ったらしい自撮りの感想だって「かわいい～」で済むし、上司からお菓子を貰った時も「これ、かわいいっすね～」で問題ありません。営業先ですら「これはかわいいですね～」を連発。それでもなんとかなりました。かわいいの万能性、恐るべし。
そもそも私は回りくどい言い方をしがちです。このブログだって回りくどいし。それはなるべく相手へ正確に伝えようとしてるからですけど、いつもそうするべきってわけじゃないんですよね。基本、他人との会話においてはシンプルな言葉に頼って、素早く反応した方がスムーズに事は流れる。それを重ねた先にある、割り切れない何かに関して相談したいという信頼を相手から示されたときこそ、言葉を複雑に活用するスリリングな機会が与えられる。そういうことを改めて学んだ一年でした♨
寒くなるのに反比例して、聴く音楽がますます情熱的になる。
