名古屋に行きます(唐突)。来月10月の13日がスポーツの日で祝日のため、土日月と3連休になるのですが、有給を付与して4連休に仕上げて名古屋をエンジョイしてこようというわけです。すでに宿は楽天トラベルで予約済み。「は? なんで4連休も取っといて名古屋なんや。もっと他に選択肢があるやろがい。沖縄とか沖縄とか沖縄とか」などという幻聴も聞こえますが、私が名古屋に行く理由は明快。名古屋をロクに知らないからです。
行ったことがないわけじゃない。寧ろ何度も行っている。ところが1回目は私が4歳くらいの頃で一切の記憶が無く、2回目は法事。3回目は割と最近で、3年前に三重県を旅行し、旅行最終日の前日に名古屋で宿泊して半日くらいぶらぶらしました。ところが肝心の名古屋城も眺めず、ひつまぶしすら食べないまま、ホテルのウェルカムバーでテキーラを調子よく飲んでしたたかに酔い、すべてがめんどくさくなり、当時、常務取締役の失言で信用が落ちていた吉牛で牛丼をテイクアウトして食べるなど、なんかビミョーでした。ついでに天気も小雨まじりでビミョーな感じでした。
それ以来心残り感がありましたが、今回はがっつりと名古屋に滞在、それを晴らしに行くつもりです。名古屋から一切出ないぞ。名古屋城でシャチホコを眺め、どて煮をツマミに酒を飲み、レトロな喫茶店でモーニングを注文。さらには東山動物園で壮絶な喧嘩をするニホンザルを眺める。そんなザ・名古屋って感じの観光をしたい。乗る予定もないのに名古屋空港まで行って旅客機を眺めるとかそんなマニアックなことは致しません✈️

3年前に泊まったビジホの扉がこれぞ名古屋だった。
ちょっと話を変えますが、観光で王道的な名所やグルメを巡るのって、捻くれ者な私からすると無難すぎて逆らいたくなります。ついつい背伸びをしてマニアックなスポットに行きたくなってしまうような人間なのですけど、そうして意地を張って、肝心な名所を訪れないままなのは、それはそれで尾を引くものです。東京タワーを一度も訪れていないことが地味に大きな心残りになる感覚、っていうと分かりますかね。
その土地の代表的なシンボルを訪れていないことが、なぜだか心の隅っこに引っかかり続けることがある。これは、誰もがしている経験を自分はまだしていないという、後ろ髪を引かれるような感覚なのだとも思いますけど、それを解消しようがしまいが別に自由なはずなのです。でも、気軽に旅行ができるという状況が覆った場合のことをちょっと考えてみましょうか。例えば、自分の健康が駄目になって家から一歩も出れなくなったとします。そうなってから、「うわわ〜、こんなことになるなら東京タワーぐらい行っときゃよかった」などという本音が出てくるようじゃ色々と遅いわけです。
マニアックでサブカル的なところは、今後も同じ場所に何度も行けるという、根拠のない自信があるからこそ寄り道する気だって起きるわけで、もしそこへ二度と行けないとわかったら、代表的なシンボルを目指すものではないでしょうか。てことで、観光名所は巡れるうちにとっとと巡ってしまった方が後腐れがなくていいのでしょうね。いつか再訪したとき、名所を巡るプレッシャーから解放された地点からスタートできるのもいい。そういう意味では名所巡りって先行投資的なとこもあるのかなぁと思いました。
どこも宿泊料が高くなり、名古屋も高すぎていったん諦めかけましたがスーツさんの動画のおかげで助かりました✌️