ペットボトル飲料と言うと、節約生活をしている方々から、あんまり評判の良くない声を聞くことが多いのは気のせいでしょうか。そらまあ、確かに節約にはなりませんよね。ペットボトルの飲み物を買う習慣＝小金をちびちび食う習慣ではあります。塵も積もれば山となるわけです。
飲み物に関しては私も、節約するところは節約していきたいと思っています（大好きなお酒を買うお金を捻出するため笑）。普段、出かける時に水筒を持参したりもしますが、これがやたらでかくてですね、ちょうど工事現場で働いてそうな人が使ってる頑丈な奴なんです。これをリュックサックに入れてると、水筒が動く度にそっちに重心がゴトゴト傾いて、すんごいイライラします。
水筒を持っていない時に外でどうしても喉が渇いたら、さすがに我慢せず飲み物を買いますよ。で、何を買うか、私なりにこだわりがあるんです。缶飲料は買いません。買うならペットボトルか瓶に限ります。さらに、なるべく高級感の感じるものがいい。ミネラルウォーターだったら輸入物ですね。クリスタルガイザーとかエビアン、ペリエなんかを買いまして、とりあえずゴクゴクおいしく飲みます。
それで家に帰ってから、それを捨てちゃっちゃあ、もったいない。その容器が大事なのです。洗ってまた使うんですから。軽くすすいで、水道水をたっぷりと詰めて、冷蔵庫に冷やしておく。そして出かける時に、また冷蔵庫から取り出して持っていきます。
で、また外で喉が渇いたら、ボトルを取り出して堂々と飲むのです。傍から見れば「クリスタルガイザーを飲んでる人」ですが、その実態は「水道水を飲んでる人」なのだ。しかし、誰も水道水を飲んでいるなんて見極められますまい。「あなたが今飲んでいるものは実のところ、水道水とお見受けしたが、どうか？」なんて、そんな感覚が鋭い人物に出くわしたこともない。人とは実に、外側しか把握できない性であることを実感しますよ。
多少、貧乏くさい習慣であることは認めます。もう少し小さな水筒を飼うことも検討しました。ただ、今のところはまったく何の問題も無いのですよ。ペットボトルも瓶も案外丈夫ですから、何か月でも使えます。たまに、容器に洗剤を薄めた水を入れて除菌すれば、匂いも気にならなくなる。かえって水筒よりも衛生的に使えるかもしれません。
あと、これは趣味の悪い部類に入ると思いますが、「ウィスキーの空き瓶にお茶を詰め替える」というのもやります。ウィスキーの小瓶に、ほぼ一年中家で作っている麦茶とか烏龍茶を入れ替えます。これを外で飲んでいたら、傍から見れば相当な酒飲みに見られるでしょう。今は勇気が無くて、家で家族に白い目で見られながら、くいっとやっているだけですが、花見の季節になったら、満開の桜の木の下でやってみたいものです。
いかがでしたでしょうか（何が？）。思うに、節約のための行動が、実は節約でもなんでもない、商売人の口車にまんまと乗せられたものだったりという事もあるかもしれません。マイボトルなんかそうかもしれない。別にマイボトルを持つのが駄目なんて言いいませんが、わざわざそれを買わなくても別なもので十分代用できたり、というパターン、世の中にけっこうあると思います。
※今回、文章がところどころおかしくなっているのは、たぶん風邪の影響です。いや、ただの風邪ならいいんですがね……。
