口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

前回の記事の補足です。

 

回、有名人がSNS上の誹謗中傷による被害を受けたことをテーマに書きました。で、あんまりこういうのはしたことないんですが、いろいろ補足させてください。

 

star-watch0705.hatenablog.com

 

前回の記事では、感情論的なことは書かないことにしました。もちろん被害者に対する労りとか優しさは私も必要だと思います。その被害者の周りに、優しい人は必ずいたでしょう。たったひとり、密室なんかで殴られていたわけではないはずです。それでも命を落とすような決定的な事が起きてしまうわけです。

 

誰かが被害を受けている時に、人に優しくする方法は大きく2つあると思います。まずは相手に寄り添ってあげることです。しっかり話を聞いてあげて、その人を否定する言葉を打ち消してあげること。「あなたは悪くない。私はあなたの味方です」と、ちゃんと言葉を伝え、それと見合った態度で接すること。

 

これはとても大事です。特に相手がダメージを受けた後は。では、現にその本人が殴られ続けている時に、寄り添うのはどうでしょうか。相手が現在進行形で殴られて血まみれになっている脇で、「あなたは悪くない。私はあなたの味方です」と、つぶやき続ける。

 

当然結果は見えている。別な行動が必要です。そこで優しくする方法のその2。殴ろうとする相手の前に立ちはだかり、代わりに殴られることです。ボコボコにされても立ちはだかる。殴る相手が飽きるか、誰かが警察を呼ぶまで、ダメージの肩代わりをする。

 

現実的に、こういうことを覚悟してできる人がどれだけいるのかは分かりません。それに、態度は素晴らしいのかもしれませんが、殴られていることには変わりません。ネットでは多人数から殴られるケースも多々ありますから、誰かを守るつもりが、全員で殴られ放題になる悲惨な状況にもなり得ます。

 

また、一番想定すべきだと思うのは「どっちもいない」という状況じゃないでしょうか。優しく傍に寄り添ってくれる人もいない。殴る人の前に立ちふさがってくれる人もいない。たったひとりで立ち向かわなければならないパターン。そして、もうすでに殴られている状態の時です。

 

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殴られれば殴られるほどダメージが蓄積して、そこから抜け出せなくなる。その状況から脱出する時に必要なのは、感情による防御ではなく、「どこへ逃げ込めばいいか」という知識と瞬発力でしょう。そのまま殴られ続けて、頭と足が使い物にならなくなる前に、さっさと交番にでも飛び込むしかない。殴られ続けると、本人には解決できなくなります。これはネット上での言葉による個人攻撃も、同じ性質を持っていると思います。

 

あとは、殴ろうとする相手の行動を事前に止められないかという事に関して。こういう人を感情論で説き伏せることはできるんでしょうか。「今やっていることは人として最低だよ」みたいな言葉で。私は専門外なのでよく分かりません。喧嘩っ早い友人の喧嘩を5回ぐらい止めたことがありますが、なにをどう言っても全く耳に入らない時は、水を大量にぶっかけて物理的に止めるしかなかったです。なんか火事みたいだなと後で思いました。

 

なんとも言えないんですが、「こうすると、こういう犯罪になり、こういう償いをすることになるよ」という事実を、感情論抜きで根気よく伝えていくしかないんじゃないでしょうか。相手にも感情があるわけだし、その人たちをただ卑下するようにしていては、なにかの解決には繋がらないように思います。ひたすら犯罪であることを明言して、徐々に意識を変えていくしかないんじゃないかと。

 

だいたい補足したいことは書きました。というか、そもそも補足なのか謎っぽい感じですいません。じゃあ、最後に感情論を(笑)。

 

一貫して思うのは、後から優しいふりをする人が私は特に嫌いなんですね。人が亡くなってから、こうすればよかった、ああすればよかった、などと感情的に狼狽する人。直接の関係者でもファンでもない人がです。

 

なんというか、誰かの死をもって自分の感情表現の道具にするのは、言葉が悪いですが「生臭い」と思うばかりです。自分の大事な家族や友人が相手なら、それは理解できる。でも、生前にその人と何の関りもなかったのに、無用に感情を昂らせたりだとか。私からするとただただ「生臭い」と思います。