口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

馴染みのトイレが消えるのはつらいよ。

 

ないだ、地元に唯一残っていたデパートが閉店してしまいました。

 

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がっかりですね。閉店の当日は行けなかったんですが、その前日に様子を見てきました。ここ数年は正直言って、何とか物産会みたいな、なにかしらのイベントが無い限り、休日でもお客さんが少ないなぁと感じるほどでした。でもその日は往年の勢いを感じさせる賑わいを体験できました。


個人的にも、非常にお世話になっていました。20代の頃は職場が近かったので、昼休みはだいたいここで過ごしてましたね。お弁当を買ってフードコートで食べた後、店内の本屋さんで立ち読みしたり地下食品売り場を物色したりして、また午後から仕事に向かう。自分の生活のルーティーンに組み込まれていた場所でした。

 

まぁ、なんだかんだで一番つらいのは、トイレが使えなくなっちゃったことです。ここの地下食品売り場のトイレは、私の行きつけのトイレでしたが、デパートの閉店と共に封印されてしまったわけです。悲しい。私はこれから一体どこでウンチをすればいいのだろう。

 

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皆さんも行きつけのトイレってありませんか。私は全国的にあります。旅行に出かけたりして、たまたま入ったトイレが綺麗だったら、そこを自分の中で登録します。案外、旅行の内容より、「あそこのトイレは綺麗だった」なんて思い出の方が勝ったりする。逆に、最悪のトイレの思い出も心に残りやすい。どうしてもそんなトイレを使わざるを得なかった、切羽詰まったシチュエーションとセットで記憶に刻まれます。


また普段の生活でも、なるべく綺麗で機能的なトイレを使いたいので、「トイレするならここに限る」という場所をいくつか探しておいて、気に入った場所以外はあんまり使わないようにしています。地元のトイレの場所に、私は割と詳しいと思います。世間が許せばトイレレビューみたいなのをブログでやってみたいんですが、どうなんでしょうね。


今回の事で改めて感じたのですが、トイレというのは、我々にはどうしようもない都合で消えたりする儚いものですね。どんなに私の中でそのトイレの評価が高くても、建物が閉店などすれば、沈む船と運命を共にする船員のごとく、トイレもまたその歴史を終えてしまう。せめてトイレだけでも保全してよと思っても、そうはいかないわけです。


だからこそ、馴染みのトイレが消えてからが、また新しいトイレ探求の始まりなのだと、前向きに捉えることもできるでしょう。事実、このデパートの近くが今ちょうど再開発中で、新しい建物が来年あたりにできる予定です。もちろん、そこにはまだ見ぬ魅力的なトイレがあるかもしれない。まぁぼちぼち楽しみにしています。