口から出まかせ日記【表】

今年もそろそろ本気出すか。

同調できる服選び。

 

ないだまで確か「秋服」がブログのお題として上がっていたはずなのに、今みたらもう違うお題になっていました。お題も季節も待ってくれない。待ち構えてとっ捕まえるくらいの意識でやらんといけませんね。とかいいつつ今回は服について書きますが、私は暑いうちに秋冬の服は洗って干していて、クリーニングに出したものも返ってきたので、用意はすでに完璧です。あとは季節を待ち構えるだけでした。


ところがその季節が遅々として進まない。ようやく10月も末になったところで、数年来愛用している薄手のステンカラーコートを羽織り出しました。あと、今年の春先の中途半端な時期にコートを買い、ろくに着る機会がないままだったのでガンガン着たいんですが、それにはもうちょい涼しくなってくれないといけない。かといって、本格的に寒くなったらちょいと防寒性に難ありな代物なのです。自分が着たい服と季節との不一致が起こっています。


話がちょっと変わりますが、これは秋服に限らず服のチョイスに関わることなんですけど、自分の好きな服がどういうものか、まあ、取捨選択して服を選んで買っているのである程度自覚はしてると思うんです。でも、それって自分の趣味といえるのかというと、うーん、それもなんだかちょっと違うような感じがするんですよね。鏡の前で服を合わせてみて、(これは人前で着ても恥ずかしくないよね)と勝手に他人の視線を意識して、それが購入決定に左右しうることが、私の場合は潜在的にかなり強いんじゃないかと感じるからです。服を買うとき、よく分からない誰かから毎回許可をもらってる感覚がある。

 


そもそも、これまで本当に自分の好きな服を着ていたかなっていう、そのあたりから正直よくわからない感じです。好きなロックバンドのロゴTシャツを着るとか、意識してやってた時期もあったんですけど、基本的には流行に合わせて、というか、流行の中でもあんまり尖っていないものに合わせる感じで服を選んできたと思います。そういう匙加減のようなものを「趣味」といっていいものだろうか。いや、私はなんか違うと思うんですよね。


むしろ趣味ならば基準を度外視できてこそで、着心地がどうの、見た目がどうのなんてのは捨て置き、好きなものを好きに着れてこそであり、人からつべこべ言われるのを恐れているようじゃ趣味とは言えない。そう考えている自分がいる。それでいて、日常生活の中では身の丈に合う違和感のない服装を好んでいる。何かを恐れているようにです。鏡の前で合わせてみて、「この服いいじゃん」と思うその意識に、「これなら世間を恐れなくて済む」という感覚がきっと潜んでいる、


ということは、私の趣味って「擬態」とかですかね笑。ちなみに、私が20代ぐらいの頃よりも今の方がけっこう多彩な服を着れてます。それは、ファッショントレンド自体が昔より多彩になっているからかもしれないけれど、買うかどうかゴーサインを出すのは自分なので、そう考えれば、かえって歳をとることで挑戦できているともいえる。昔よりも格段に今の方が服を着てて面白いのは確かです。私の服選びは擬態なのかもしれないけど、自由は広がっている。それは悪くないと思います。


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今、GUあたりに行くとこの人らの服再現余裕。