口から出まかせ日記【表】

大掃除してねんだわ

大人なら選択肢を増やしてみせろ。

 

ンターネットのどこかで「ロックTシャツ」がディスられたそうです。どうやら、普通の大人は着る服じゃないみたいな扱いを受けたそうで、それに対して色んな人のロック魂が炎上してるらしい。荻野目洋子は、「いつまでもロックTシャツでライブハウスに行く、そういうBBAで私はありたい」とのこと。流石です。

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ロックTシャツというと、あのヴィヴィアン・ウエストウッドは晩年まで普通に着てましたし、それでファッションショーに出てランウェイをガンガン歩いてました。流石です。

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いずれにせよロックTシャツって、筋の通った人が着ている印象があります。むしろ若い頃ってそこらへんがいい加減で、なんとなく服屋に行って、なんとなくかっこいいと思って買ったTシャツを着ていたら、洋楽に詳しい友人に、「いいですねぇキミが着てるそのBAD BRAINSのTシャツ。どこで買いましたか。教えないと今ここで君を脱がしますからね」などと言われて、え、なにそれ全然知らねぇ、みたいなことがよくある。


それから30代・40代になってくると、あんまり派手な服も似合わなくなってきて、みんな無難なアイテムを選ぶようになってくる。だからこそ、それなりの年齢でロックTシャツを手に取る人というのは、確信的にそれを選んでいることが多いと思うのです。長年、自分の好きなロックバンドだからこそ手に取り、身にまとう。その人のこれまでと、これから先へも続く、心の一途さのようなものが感じられて、私はとてもいいなぁと思うのですよ。

 

 

それと、年齢を超えてロックTシャツを着ることは、この世に選択肢を増やしているわけです。ファッションの選択肢を増やすこともまた大人の背負う課題のひとつでしょう。他人との摩擦が避けられませんからね。古い型に倣うことでアイデンティティを得ている側から、違和感を指摘されることとなる。強くなければなりません。


あと、前提として考えて欲しいのが、服装に関してマウンティングを取る側が纏っているスタイルも、元々は過去の人間が選択肢を広げたからこそ、いまの時代に安心して身に着けられるのです。今でこそ保守的なスタイルは、過去には過激と捉えられてバッシングを受けたものなのだけど、そんな新しい選択肢を作り、それに同調して筋道を作ってきた人たちがいたからこそ、今の時代に着れているわけです。


そんな変遷の歴史を意識せず、未来に向けて自分で挑戦もせず、どちら様から借りてきたようにファッションを語る方々は、AIに淘汰されましょう。そういやそろそろ私の誕生日なので、なんか買おうかと思ってるんですが、グルカサンダルが気になってます。革靴っぽい感じのサンダルで、由来はネパールの山岳民族で構成された戦闘集団「グルカ兵」が履いていた靴なんだそうです。んならいっそサーベルや狙撃銃も買い揃えて、この夏はグルカ兵スタイルでやっていきましょか🌻

 

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BAD BRAINSは私の中で三本の指に入るロックバンド。