口から出まかせ日記【表】

朝、鳥がすげぇうるせえ。

見栄で試験を乗り越えよ。

 

年に入ってから毎日勉強しています。一日最低30分くらいは参考書を開き、ノートをとったりしてるんですが、こんなコツコツちゃんとやってんのは中学高校以来かも。私の体感的に、勉強に集中するのはある種の瞑想状態に入るのに近い感覚があり、余計なことを考えずにインプットの世界に入り込む没頭感を経たあとは、日々の余計なノイズが掃き散らされ、心中が整えられている感じになって良いです。


思うに、学生時代にあれだけ勉強できたのは、もちろん若さゆえの体力なども関係してるのだろうけど、勉強することそれ自体の持つ恩恵を受けていたからこそ続けられたのかもしれない。もちろん、勉強しないと試験の結果や進学に響くプレッシャーもあるとはいえ、それ以上に、みんなで教室に集まって勉強に励む雰囲気は、どこか集団瞑想的な体験だったようにも思えてくるのです。夏風に揺れるカーテン。



話が変わりますが、今年は何回か試験があり、それで勉強してるんですけど、なるべく良い点数を取りたいですね。なんだったら、その試験会場にいる人間の中でぶっちぎりで良い点数を取ってやりたい笑。よくある試験の心得として、「点数よりも大事なのは合格することですよ〜」といって、あくまで合格水準をクリアするように諭したりしますよね。もちろん悪いアドバイスじゃないけど、(合格するかしないかのギリギリの線でもいいんだな……)なんていう風に理解してしまうと、実際に中途半端な準備で試験に望むことにもなりかねない気がするのです。(前提を表記しないで悟らせる)日本語って難しい。

 

 

「しっかり勉強してるから、あなたは高得点を間違いなく取れるんだけど、心構えとしてはボーダラインを越えればそれでいいからね」というのが、つまりそのアドバイスの真意であって、実際は安全圏をかなり広めに設定してあるのですよね。100点満点から80点までの合間に、あなたが入ればそれでいいよと言っていて、その間隔はもちろん勉強すればするほど広がるし、入る確実性も高まります。つまるところは、満点を目指すよう勉強した方が、試験においては合格しやすい。


となると、やはりどんな感じで勉強してくかっていうモチベーションが大事になってくる。そこで、「なるべく満点を目指そう」と構えて勉強をするのは、満点以上の基準はないわけだから全然いいと思うんですけど、ただ現実的な基準に落とし込んだものであって、それ以上でもそれ以下でもない。要するにつまらない。つまらないのに、じゃあ、勉強のモチベーションって保てるのかということになる。


私としては、そこへ多少の「見栄」をポイっと投入することで、モチベーションの火力を維持できないかなと考えているのですよ。とりあえず、同じ試験を受ける同僚よりはいい点数を取ってやりたいなと思いますね。これは見栄っていうか些細な意地みたいなもんですけど、ただ合格しさえすればみんな同じことだから、みたいな感覚って私は好きじゃない。結果が出るまでの期間を、どう過ごしたかも大事にしたい。なぜなら、これもまた「自分史」の一部になるからです。あとから思い出して、自分が納得するように勉強し、試験に臨みたいです。

 

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勉強にも、瞑想のお供にも、ブライアン・イーノなのです。