今週のお題は「30万円あったら」とのことですが、最近のはてなブログは妙に金の話が多いですね。儲かりまっか。とはいえこの30万という微妙なチョイスは生活感が匂い立ってきて良い。これが30億だの30兆だと考えるのもアホらしいですし。ということで、もし誰かが30万円をポンとくれた場合どうするか。頭を夢いっぱいにして考えてみました。
家の外壁塗装の足場代に消える
夢いっぱいとか言ったわりに現実的なことしか浮かんできません。そろそろ家の外壁や屋根の塗装が褪せてきており、秋以降で天気の安定した時期に塗り直してもらう予定なんですが、その作業の際に、鉄板や鉄骨を組み合わせて家の周囲に足場を組み、職人さんが屋根に登れるよう手配します。その足場を組む代金が総額24万ぐらい。もし30万頂いたらこの足場代はチャラになるわけで非常に助かる。誰か30万寄越せ。
軽を買う頭金で消える
30万円といえば、新車購入の際の頭金がそういえばそれぐらいだった覚えがあり調べると、だいたい車両本体価格が150万程度の車であると頭金が30万ほどになるみたいです。その本体価格150万程度の車ってどんなんがあるかというと、スズキだったらハスラーやジムニー、ダイハツだとタント、トヨタだとパッソあたりになり、世間でよく見かける感がありますね。個人的にはジムニーに興味あり。とりあえず30万をドンと叩きつけなきゃ新車購入の扉も開かない。
スーパーカブを駆る
逆に30万程度で買える乗り物っていうと原付バイク、その中でも王道のスーパーカブなら、新車でも50ccで本体価格は25万。それに各種保険にヘルメットやらグローブやらを購入して、ゼロから乗れる状態までいくのにちょうど30万円で収まる見立て。なんなら原付免許取得込みでいけるかも。スーパーカブはいいですよぉ。天気のいい日に田舎の方をのんびり走っているとすごく幸せな気分になる。世界に争いが絶えないのはスーパーカブを知らないからだ。
放送大学に入学する
放送大学は聞いたことある人もいるんじゃないでしょうか。
この放送大学、かなり素晴らしいシステムなのです。入学料はなんと7,000円。履修は科目ひとつにつき11,000円。これはもちろん1回の授業ではなく、半年間で計15回の授業を全て含めた金額です。ブラボ〜。もし自由に使える30万円程度のお金と、ある程度の自由時間があったら、放送大学に入学して人生第2回目のキャンパスライフを送りたい。勉強は最高の娯楽。なんかよう分からん謎のセミナー90分に10万とか払うより遥かに費用対効果もいい。
スーツを買う
なんかあった時に着るか着ないかは別にして、30万のスーツは持ってた方がいいんじゃないかみたいな妄想をたまにします。
それこそ銀座テーラーなんかで30万のスーツをオーダーメイドなんて夢が広がる話ですが、問題はそもそも、この銀座テーラーに仕立てを頼みに行くのに着てく服が無いのです。まさかそんな、紳士服のコ○カのスーツを着てくなんてのはもってのほかでしょう。銀座テーラーに仕立てを頼みにいくのに着ていく服を30万円で購入し、ようやく30万のスーツを仕立てられる準備が整う。つまり計60万かかります。ダメだこりゃ。
使わない
これが一番平和。もしポンと30万円を手に入れたら、長形3号の封筒にしまい、誰も手の届かないところに置く。もし心を脅かされるようなことがあったときは、30万円のゲンナマが入った封筒を手に取り、そのたっぷりとした確かな感触に指を遊ばせたり頬擦りしたりして耐える。そうして日本人は生きてきたのです。でも仮想通貨には頬擦りできない。人間はいったいどこに向かっているんだ。