こないだ桜が咲いたと思ったらすぐ暑くなり、雨がふったりやんだりした後、うんざりするほど晴れて、それからなんだかんだですっかり秋です。今年もあと2か月ちょい。あっという間に日々が過ぎていきます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ニュースやなんかでGO TO キャンペーンの話題ばっかりやってますが、なんでそんな妙な名前を付けたのかよく分かりません。そこは「バラ撒き大作戦」とかでいいのではないでしょうか。まあ内容的には、経済活動の維持と集団免疫の獲得を同時に図れるいい企画だと思います。皮肉ですよ。
それは置いといて、秋は旅行へ行くのに一番いい季節なんていわれます。確かに私もふらりと京都なんかを訪れたくなる。あとはそうですね、京都とか……京都とかですね。京都しか思いつかないですわ(笑)。でも今のところ旅行に行く予定はないです。年内は地元を出ないでぬくぬくと過ごすつもりでおります。
夏頃ならば、「うおお、どっか行きてぇ。海とか行きてぇ」なんて気持ちが高ぶり、県外にも行きたくなりますが、すっかり涼しくなってくると、「どこか行きたいけど、まあ、近所にしときましょうか」みたいな、あんまり外向的ではなくなるのが私の常です。誰かに誘われれば喜んで付いていきますけど、ひとりで行くとなれば、近所でだいたい満足してしまいます。
なんででしょう。別に理由なんて突き詰めなくてもいいと思いますが、ひとつあげてみるとすれば、秋の旅行の風物詩が、家の近所でも達成できるからじゃないですかね。とりあえず秋といえば紅葉。でもそれは割と普遍的に見られるものだから、こだわる理由がない限りは、遠出する必要がないのかもしれません。
前に書いた記事の中で「紅葉の名所は存在しない」とか書いてましたが、別の言い方をすると、「名所」は自分で探しながら見出すものでもあるかと。そりゃあ名所といえば、多くの人の支持による伝統を拠り所にしているイメージが一般的ですが、それが無くとも、個人の感覚で「名所」はつくれます。
というか、私が勝手にオリジナルの名所をそこらにつくってます。だから近所の公園の紅葉だって「名所」に成り得ます。もちろん、その場所でしか感じられない風情もあるから、「どうしても京都の紅葉じゃなきゃ満足できない」なんて人もいるだろうし、私自身、そんな感じで妥協できない感覚を思い出と共に持っていたりもします。
ただ、究極的にはその人の見方になるとは思います。そこがどんな場所柄かというよりも、何をどう眺めるかによって、満足感は違ってくるのではないでしょうか。私なら観光地で時間に追われながらあたふたと眺めるより、じっくりと、心ゆくままに、近所の紅葉を見る方が、いい時間を過ごしている気がする。そこらへんの感覚も人それぞれでしょう。もしどこかへ旅行に行かれる方は、存分に楽しんで頂いて、ぜひブログに書いてください。
Meat Puppets - Aurora Borealis
ミート・パペッツっていうアメリカのバンドの曲なんですが、昔から聴いててなんとなく秋っぽい感じだなぁと。アメリカのインディーズ系のロックバンドって、ちょっと枯れたような感触の曲が多くて、好きなんです。