口から出まかせ日記【表】

酢の物が美味しい時期になりまして。

自分で作れないものを外食するだって?

 

ないだ大学時代の友人と久しぶりに話しました。伝えた記憶も無いのに、どういうわけかこのブログやTwitterのアカウントのこともバレてました。ブログに関しては「まあまあ」という感想。まぁ、こいつが手放しで絶賛するなんてことはあり得ません。昔から何を観ても、何を食べても基本、「まあまあ」という感想しかない。


あれこれ話をしてるうちに、どういうわけか食の話になりまして、お互いにあれを食ったよこれを食ったぜみたいな低レベルな会話になりました。お互いに割と外食好きで、色んな店に行っているのですが、しばらく会わないうちに嗜好がだいぶ正反対になっていました。


私はどこにでもありそうな年季の入った食堂で、熱いラーメンを啜ったり、餃子をつついたりするのが死ぬほど好きです。ところが友人は、いつからそんな色気づいたのやら、ホテルのバーやらビストロがどうたら、割烹料理に懐石料理だのと生意気な事を言いやがるのです。大して味なんて分かるわけないくせにね。


で、たまに私がツイッターにあげるランチの画像をどういうことかディスりはじめまして、「なんかいつも、自分で作れそうなもの食べてるよね」とか言い出す始末。から揚げ定食に生姜焼き定食に麻婆豆腐定食。確かにこういうのは自分で作れるとは思うけれど、でもだからと言ってそれを外で食べない理由にはならないでしょ。


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と反論すると、「でもさぁ、自分で作れるものを食べるより、自分じゃまず作れないものを食べた方が、外食のし甲斐があると思うけど」などとしゃらくさい事を言い出すので、あと5年は話さなくていいかなと、LINE通話を切りました。まぁ改めて考えれば、確かにそれは一理あるんですよ。自分では作れない料理だけを外で食べることは、普段の食事とはきっちりと分けて考え直すことでもある。


自分で作れるものは出来るだけ自分で作り、どうしても作れないものだけを外食するとなれば、どの店で食べるかもメリハリがつくでしょうし、価格にしても挑戦的になれるかもしれない。特殊な技術が必要な料理、例えば鰻重とか、ふぐ刺しなんかがパッと浮かびますけど、なにぶん敷居が高いというのか、空腹を満たす以上の何かを求めて行く店が多いと思いませんか。


少なくとも食べるものに対して意識的にはなるような。「よし今日は鰻重食ったるぞ」みたいな(笑)。初めてその店に入るなんてことなら、尚更、意気込みが変わってきますよね。まず店に足を踏み入れることからある種の挑戦になるし、そんな緊張感を、数多体験していくことで得られる感覚もあるのかも。友人はそんな感じのことを「外食のし甲斐」とか言ってたのかもしれない。


ただ、「自分でも作れそうなもの食べてる」とかいうその言いぐさには是非とも反論したいですね。たとえ目の前にあるそれが、一見ただの野菜炒めだったとしても、その実、その店でしか食べれない野菜炒めであると思うのです。微妙な手加減と味付けで作られた、オンリーワンな野菜炒め。その店がとっくに潰れて何年か経ってからも、ふと思い出すような野菜炒め。はい、そういうのが好きなんです。



スシ食いねェ! シブがき隊 (1985)

カウンターの寿司屋で永遠にコハダだけ食べていたい。