口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

魅入られないよう数値と寄り添う。

 

ないだ、「ジャーナル」というアプリについて記事を書きました。

star-watch0705.hatenablog.com


簡単にいうと、「ブログを書くために色々と提案してくれる」っていうアプリなんですが、それを気まぐれで自分のiPhoneに入れてみたところ、やたらと通知が来るのですよね。例えば、こないだの週末の歩数だとか、外出先で自分が撮影した画像なんかを提示されて、「ブログ、そろそろ書いたらいかがすか〜( ^ω^ )」みたいな圧を定期的に与えてくる。


どうもその畳み掛けるようなシステムが未だしっくりこないのですが、つまりこのアプリって、それまでブログとか日記を続けようとして続けられなかった人のための補助システムみたいなもんなんでしょうかね。お尻を叩いてあげる的な。てか、お尻を叩かないと続かない人にそもそもそれは向いてるのかみたいなモヤモヤを感じますけども。

 

 


そりゃいいとして、この「ジャーナル」を始めてから、歩数をたびたび眺めるようになりました(上のスクショがそう)。これまで自分は歩数を意識することが無くて、そもそも意識すること自体、何かに囚われているような窮屈な印象がありました。が、こうして歩数が明確化してみると、これはこれでなんか新鮮な気分ですね。「なるほどね。ここからあそこまで歩いたらこの歩数になるわけか〜」なんて、意識に歩数が忍び寄りつつあるのを感じております。

 

 


歩数もそうですけど、数値がいつの間にか生活に入り込んで定着するってことはよくあります。世の中はいろんなものが宣伝されており、そういうのは基準となる数値と共にアプローチされていくことが多い。で、これ以上の数値だとちょっとヤバいよとか、これ以下だと恥ずかしいだとかいって、多くの人がある指標的な数値を目指すよう仕向けていくことこそ、マーケティング戦略となる。正直、歩数も非常に商業的な匂いのする数値だと私は思っていますよ。


じゃあ、数値を意識することはダメなのかというとそうではない。それこそ、歩数は信ぴょう性のある健康指標なので、自分なりに意識して維持すること自体は問題ないわけですが、その指標が「先鋭化」することで問題につながることはあると思います。例えば、「歩数ガチ勢」なんてのがいるとしましょうか笑。この人たちは歩数に並々ならぬ情熱を燃やしており、「一日一万歩いかなきゃ歩数とはいわない」なんていって周囲を煽りつつ、普通の人なら目指さないような指標を世に広めていく。


そういうピーキーな基準を受け入れてしまうと、日常と寄り沿う形で数値を目指していたのが、日常が数値のためにあるという逆転現象が起きてしまう。これが歩数ならまだ無害でかわいいもので、もし、ひとりの人物に対して貢ぐ金額だったりすれば、集団で洗脳にかかっているようなものでしょう。何かに乗せられて、派手でドラマティックな数値に魅入られてしまうと、自分の生活が壊れるきっかけにすらなるかもしれないのです。てことで、とりあえず自分の足腰を破壊しない程度に歩数を意識して、 GWもノソノソ歩こうと思います🚶

 

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この道を歩く(直訳)