口から出まかせ日記【表】

来たぞ。自動車税。

ほし氏の花見は四季問わず -13-

 

から一年まえのこと。ブログネタのストックが枯渇し、うわ、どないしよと思ってふとスマホの画像を眺めたところ、プライベートでやたらとそこらへんの花の写真を撮っていることに気づきました。「せや、月に一度は花画像でいこ、花画像で」と画策。てことで、月イチで自分が撮影した花の画像をまとめた記事を投稿することに決めたのです。

star-watch0705.hatenablog.com


その花画像紹介企画も、今回で一周年となります。おめでとうございますありがとうございます。再び季節は巡り、桜も咲いたと思ったらすぐ散ってしまい、今や新緑に取り囲まれています。風景の変化に目が離せない。ということで、四月も歩き回って色々と撮影して参りましたのでご覧いただこうかと思います🌷

 

 
一枚目。とりあえず春といえば桜は欠かせませんね。ただ、桜ほど撮影のパターンが決まりきっている花も珍しい。自分で撮っててもそう感じるのですが、どうやっても桜並木がずらっと並んでる感じの撮影に甘んじてしまいがち。ということで、あえて排水溝に流れ落ちゆく桜の花びらを撮ってみました。しかし、あの大量の花びらは一体どこへ消えていくのだろう。

 
二枚目は菊桃(キクモモ)。トゲトゲしててなんかウニっぽいんで、遠目からもやたら目立つ花木です。江戸時代から観賞用として栽培されてきたようで、別名「源氏車」なんて呼ばれるそうな。なんかエロくね笑。撮影したこの日は、霧雨混じりのパッとしない天気だったんですが、ピンクとも赤ともいえないこの絶妙な色合いが、かえって引き立つ感じがありました。

 

 
三枚目は山吹(ヤマブキ)の花。林道の途中で見かけたのですが、狂い咲きという形容そのものな咲きっぷりでした。同じ形の黄色い花がたくさん咲いてるのって、なかなか狂気を感じませんか。ちなみに画材でいう「山吹色」はまさにこのヤマブキの再現色です。陽気ながら、どこか翳ったようにも映る古風な趣がある。調べたところ、ヤマブキの花には薬効効果もあるそうです。へぇ、そうなんか、どれ……むしゃむしゃ。

 

 
四枚目はスミレの花。生えていたのが、樹齢が相当あると思われる桜の老木の根元でした。家に帰ってから調べてみると、おそらくは「オオタチツボスミレ」かなと。数あるスミレの中でも大型の種類になります。しかしこの仄かな藤色の上品さよ。何度も書いてる気がしますが、野生の花を眺めてると、自然が最上級のデザイナーでありカラーコーディネーターであるよなぁとつくづく感じます。

 

 
五枚目。地元の公民館のエントランスに生け花が飾ってあるんですが、行くたびに花の種類が変わっているので楽しみにしています。今回はブルーベリーの花が生けてありました。実のイメージとは真逆の真っ白で可憐な花です。なんとなく揺らすと音が出そうな(小さいベルみたいな)花の形をしている。そういえば、ブルーベリーを自宅の庭で育てようかというのが意識の隅にずっとずっとあるのだけど、着手できずに時だけが過ぎていきます。いよいよやるか。

 

 
今回はこれで最後にしましょう。路種漬花(ミチタネツケバナ)という花です。なんだか古事記に出てくる神様の名前みたいな語感だ。ヨーロッパ原産の植物で、繁殖力・耐久性ともに強いらしく、世界中に広がり、各地で帰化植物となっているそうです。調べると、水没環境では発芽しないので、乾いた土壌で生育するってことなんですが、上の画像を撮影したのは湿地帯。地面が水でずぶずぶしてるのに、このミチタネツケバナはめっちゃ元気そうに生えてました。メンタル強いね、君。

 

hiyokomagazine.hatenablog.com

ところで同人誌の方でも新しい記事を投稿しております。よろしければこちらもどうぞ。今回は宇宙用のパンを食べてみました。