口から出まかせ日記【表】

家にあるホッカイロすべて有効期限切れ。

撮影欲のミニマリズム。

 

こんところ仕事をしていても、いまいち集中できないというか、常にそわそわしているのは、いまこうして仕事をしている間にも花が咲いているからです。そう、いま、花が咲いているのだよ。大事な事だから二回言いました。外はまさに、春うらら。桜や桃、木蓮、沈丁花などが咲き誇っているというのに、なぜ、私は働かなければならないのだろう。ああどうしてなんだ。


んなことをすりゃ、会社を辞めねばならぬのでやりませんが、机をちゃぶ台返しの要領でひっくり返し、物理的に仕事を消滅させたい気持ちが頻繁に湧きます。私の机だけじゃない。隣に座るワタナベさん、キクチさん、クロダさん、イシヤマさんの机も順番にひっくり返してさしあげ、仕事という概念ごとすべてを破壊する。さすれば、みんなで春の山をのんびりと闊歩できるぞ。みたいな凶悪な想像力が湧いてどうしようもない。


んで、数日前、このまえの土曜出勤の代休という事で、週のど真ん中に休むことになりました。天気も最高だ。やったね。ということで、地元の有名な観光スポットに喜び勇んで出かけていったのです。

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福島県福島市でお花見というと、市民の多くはここを思い浮かべるでしょう。休日となると、おしくらまんじゅうの如き人の多さなので、平日に休みが取れたのはラッキー。行ってみたら人もまばら。気ままに探索するには最高の環境でした。


ということで、さっそく歩き始めたのですが、いきなり困りました。私の撮影欲が暴走したからです。周りを囲む景色、そのすべてが「映える」ので、数歩進んだら一枚、また数歩進んでまた一枚と、撮影に気を取られて前に進めません。大して歩いてもいないのにだんだん疲れてもきました。これじゃあいけない。自分の中で問いが沸々と湧いてきます。そもそもお前はここに何をしに来たのだ、と。

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レンギョウの花を撮ってたら謎の虫に威嚇された笑

そう。私がここに来た理由は、スマホの画面を通して世界を覗くためじゃない。全身で春の空気、自然の美しさを受け止めたかったんじゃないのか。そうだそうだクリームソーダ。ということで、意識改革が急激に脳内で進み、ようやく人心地ついた気分になりました。よし、このあとは本当にいい風景だと感じたものだけ撮影しよう。風景に浮かれ過ぎず、冷静に撮るべきものだけカメラに収めよう。つまり、これはミニマリズムだ。撮影という行為に真剣に臨むための、取捨選択の極意だ。


後半なにを言ってるか分からなかったと思いますが、私もよく分からないので安心してください。とりあえず、やたらめたらに撮影するのはやめ、この風景はちょっと見逃せないなと思ったものだけ撮るようにしました。時々、高級一眼レフを構えた人と出くわしたりしましたが、その人の動きが、先ほどの自分を見ているかのようです。獲物を求める狩人のような印象。まるで風景から浮いています。あれじゃ安らげないのは当たり前だ。


心の中で十字を切りながらその人の脇を行き過ぎ、その後も色々な植物を裸眼で堪能。野鳥の鳴き声を耳にしながら山頂まで登りつめ、景色を存分に眺めたあと、水を飲んだら猛烈にむせました。ボランティアガイドのおばちゃんに心配され、大丈夫です、大丈夫ですからと言ってるそばから、「ここは春だけじゃなく秋もおススメですよ。秋に咲く桜があるんです。十月桜といって、紅葉と桜を同時にみれますよ」ぼふぇ、ぶふえぼっぼふぇええっ。まだ噎せが止まらぬというのにおばちゃんのレクチャーが止まぬ。


家に戻り、その日に撮った画像を確認しました。枚数は両手で数えるほどですが、とても満足できる内容です。よし、今後もこうしていこう。そう思った次第です。ほんとうに必要なものは限られている。別にこの感覚を、生活全般で体現する気はありませんが、自分が好きなものであり、同時に自分を圧迫しているものに対して、少しずつ解きほぐすようにしていきたいと思いました。よし、次はエロ動画フォルダのミニマリズムだ。

 

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久しぶりに氷室京介聴いたら、すごく良かった(´・ω・)