案の定、3月に入って花粉症になりました。目と鼻から液体を垂れ流しながら生きてます。「妖怪 鼻水垂らし」とか呼ばれても致し方ない有様です。とりあえず、体に合う花粉症の薬を飲んで人の形を保っています。全国に三千万人いる花粉症の皆さん。なんとか乗り切っていきましょうぞ。
それはまあいいとして、ここんところかなり暖かくなってきました。すると人間、外を出歩きたくなるものです。
山の中におります。 pic.twitter.com/q2awZMBMND
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2023年2月25日
まだ木々に葉はありませんが、春の気配の中を歩いているだけで時間を忘れます（んなことやってたから、いま花粉症でひどいことになってるわけですが笑）。私の住んでるあたりだと、ようやく梅の花も満開です。桜より梅の花の方が断然好き。梅を眺めながら美味い酒が飲みたい。
ところで。当ブログとTwitterを始めたのが大体同じ時期で、どちらも4年くらい継続してることになります。Twitterではブログ関係の報告に加えて、プライベートに関することを呟きます。どこかへ出かけたり、美味しいものを食べたりしたらよくツイートしてます。いいねが付いたりコメントが来たり、反応があるのは楽しい。
ただ、たまにこれって何のためにやってるんだろうなとも思いますね。目的もはっきりしないまま、プライベートの一部をネットの混沌へ投げ込んでいるわけですが、この「パフォーマンス」を重ねた先にどんな意義があるというのか。このへんを曖昧にし続けるのは、なんかちょっと危うい気がするのですよ。
SNSでは、誰かがどこかに出かけて楽しんでる様子がよくタイムラインに流れて来ますが、眺めていると、外出を楽しめるほどには健康的で文化的な人間であるように知らしめるための、「報告義務」でも課されているようにみえてくるのです。まぁ、私も含めて投稿してる本人は義務とは感じてないのでしょうが、SNSと縁のない人から見れば、なんであんなめんどくさいことしてんのかと見られても仕方がないでしょね。
そして実際、現実の立ち振る舞いにもこれは影響していて、外出先でもいちいち立ち止まり、リアルタイムを中断してまで律儀にSNSに投稿しているわけです。私も旅行に行った時なんか、ちょっと歩いて投稿、またちょっと歩いて投稿と、いちいち動きが止まるわけですよ笑。しかし、この果てしなさ。いったいなんなのか。
私は別に誰かと競っているつもりはないんですが、ある一定の基準を保ちたい感覚はあるのだと思います。つまり、SNSのアカウントに宿った人格にふさわしいパフォーマンスを定期的に投入し、劣化しないようにしているのだろうと。そして、外出先での過ごし方は、アカウント上のイメージを補強したり維持したりする上で格好の材料になるからこそ、嬉々として投稿している気がするのです。
じゃあ、外出はSNSのためのパフォーマンス（演出）にすぎないのかというと、流石にそこまで言い切れないですが、利用しているのは確かでしょうね。いい風景を見つけた。そんなとき、自分の中で留めておくならば「思い出」になるけれど、「成果」と捉えるのはSNS的な発想となる。ただ、これもきっちり分かれてなくて、両方を同時にやっているのが現状でしょうね。自分の思い出も作り、SNSにも投稿する。このワンセットの行動。一体いつまでやるつもりなのか、自分でもよく分かりません。ぴょん🐰
有名な曲のミュージックビデオですが、ヴォーカルのマイケル•スタイプのファッションや彷徨感、全てが好き。
