口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

なし崩し的ライフワーク。

 

もいい年ですし、そろそろライフワークとかいうのを定めて、今後の人生もハッピー&クレイジーにやっていきたいものです。で、私は自分のiPhoneのメモアプリに、ずばり「ライフワーク」というフォルダを作っており、これはもしかして一生を費やすに値するものではないかと閃いたらメモることにしているのです。


そこに書かれてることを、だいぶ恥ずかしいのですが羅列してみると、「川の源流探し」「世界の酒とつまみ」「商品に使われる香料の特定」「初期米国史」「徳川制度の研究」「北野垣富の研究」「コンマネゲ王国」「キリシタン大名」「人間の声質におけるストレス値の調査」「空海」「ミコラエル動物園」などと書かれております。が、自分でメモしたくせに何故こんなもんをライフワークにしようと思ったのかさっぱり分かりません。コンマネゲ王国ってなに?


まあそれはいいとして、ライフワークって言葉はそもそもどこから出現したものか。ちょっと調べると、

どうやら本田健という作家さんが出した本が起源らしいですね。20年ほど前の出版物なので、言葉的には四半世紀近く流通してることになりますか。しかし、個人的にこの手の本にはまったく触れたいと思わないのです笑


とはいえ、ライフワーク的なものはあるべきだよなとは思います。人間いつだって、自分の才能の鱗片ぐらいは感じて生きる方が楽しいはず。でもそれって、自分の本職で得られるとも限らない。もしくは、ある程度得られているとしても、本来やりたかったことと違う場合は未練を残し続けることになる。そこでライフワークという、生活のための仕事とは違う、多少浮世めいたものを誰にも知られずに取り組む、なんていうのは、とても人間的な営為だなと感じるのですよ。

 

 

とはいえ、ライフワークは目標なんかががはっきりしてないとダメなのかといったら、そんなことないと思うのですよ。というか、このブログだって数年続いてますが、特にいつまでやろうとか目標もないんで、このままいけば、なし崩し的にライフワークになるわけです。文章を書くのは好きだから、将来はてなブログが閉鎖されちゃってもどこかで書き続けるだろうし。


まあ、ライフワークって言葉からして志が高そうなイメージだけど、実際は、「だらだらやってたら20年経っちゃったよ〜」みたいなのも立派なライフワークなんじゃないでしょうか。むしろ、なんとなく細々とやっていたものが、いつの間にか長い歴史を持ち、それを間近に目撃していた人が、「あれはあの人のライフワークなのかな」と意識していくような場合もあるかもしれないですし。


そう、最近考えたキッカケが上の写真です。地元でやっていた雛祭りの展示会場に置いてあったものなんですが、丁寧につくられていたので見惚れてしまいました。本職の職人が作ったものか、一般の方が作ったのかは分かりません。でも、例えば地域の伝統行事に合わせて、こういうものを定期的に作ることは、広い意味でのライフワークといえるかもしれない。


つまり、「今度、またあなたに作ってもらいたいんだけど」なんて依頼されてやっていくうちに評判が立つようになり、周りの人がその人の才能を認めて、本人がそれに応える形で「なし崩し的」にライフワーク化する。そんなこともあると思うのです。いずれにせよ大事なのは、そこに独自の生きがいを見出しているかどうかでしょう。ということで、とりあえず私はその「コンマネゲ王国」とやらが気になるのでこれから調べてみようと思います🌴

 

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私にとっては飲酒もなし崩し的ライフワークである