前回の記事で、すでに今年を締めくくった感じになりましたが、締めくくるには、まだ微妙に年末まで時間があるんですよね笑。ということで、もうひとつ最後に今年の振り返りができればいいと思ったんですが、今週のお題は「買ってよかった2021」ということなので、ちょうど良かったです。助かりました。
で、今年買ってよかったものというと、すぐ思い付くのはやはり「酒」ですかねぇ。特に日本酒をコンスタントに買って飲んでました。あまり高い酒は手が出ないし、大体二千円以内で買える酒をちびちび飲んでいた感じ。飲んだ感想などはツイッターの方に投稿してたので、今年一年の「酒ツイート」を振り返ってみようかなと。じゃ、この場を借りて、飲んだ酒の振り返りをさせて頂きます。では乾杯しましょう🍶
①鶴齢
今夜のお酒は鶴齢。いかにも本醸造所酒なパッケージが俺を狂わせる。アテは鶏肉の塩麹焼き。#日本酒 #鶴齢 #晩酌 pic.twitter.com/v8NvYRrYqZ
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年1月16日
「鶴齢(かくれい)」は新潟県の青木酒造株式会社で造っているお酒。新潟は私の住む福島のお隣ということもあり、酒屋に行けば新潟の酒はごく普通に並んでいるものですが、鶴齢はあまりお目にかからない。といっても値段はとてもリーズナブルな部類です。案外そういう酒こそ地元で流通するから、あまり外には出てこないのかもしれない。キリッとした清らかな口当たりで美味しかったですよ。
②磐城壽
今夜の酒じゃあ!! 鈴木酒造さんの磐城壽(いわきことぶき)。旨味がグッときて辛味がサッと爽やかに走り去っていく。そんな味わいです。#日本酒 #磐城壽 #鈴木酒造 #晩酌 #浪江町 pic.twitter.com/pUQouvESu4
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年3月12日
磐城寿(いわきことぶき)は株式会社鈴木酒造店で造っているお酒。もともとは福島県の浪江町に酒蔵がありましたが、東日本大震災の影響を受け、山形県長井市に拠点を移していたのです。そしてようやく今年の3月から再び浪江に酒蔵を構え、酒造りを開始されています。是非とも飲んで応援したくなる酒屋さんです。口当たりは旨みが最初に盛り上がり、辛い後味と共にスッと引くような印象。やはり海を連想させます。
③蔵粋
今夜の酒じゃあ!! 小原酒造さんの『蔵粋(クラシック)』のアマデウス。甘みと酸味の余韻が絶妙です。美味し。アテは山菜うどん。#日本酒 #晩酌 #蔵粋 #小原酒造 pic.twitter.com/05kSiHD6ZZ
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年5月4日
蔵粋は福島県喜多方市にある小原酒造で造っているお酒。一度酒蔵を見学したことがあります。蔵粋(くらしっく)というお洒落な名前は伊達ではなく、実際に酒造りの工程の中で、クラシック音楽を聴かせながら仕込んでるという徹底ぶり。その効果なのかちょっと分からないんですが、後味の引き方が他のお酒とは違うんですね。甘味や酸味などが軽やかに「跳ねる」ように引いていく感じが忘れられない。
④しぼりたて純米キンパック
今夜の酒じゃあ!! たまにはパック酒も飲みませう。菊正宗しぼりたて純米キンパック。評判の良さは前から聞いてましたが、実際飲んでみると、なるほどねぇと思いました。「なるほどねぇ」体験するにはぴったりの酒かもしれません。#日本酒 #晩酌 #菊正宗 pic.twitter.com/J1QAFbJBbD
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年5月28日
菊正宗は説明不要ですね。パック酒っていうと下にみられがちですが、馬鹿にしたもんじゃない。特にこのシリーズは、海外で受賞もしています。
菊正宗 しぼりたてギンパック ブランドサイト|菊正宗~生酛(生もと)で辛口はうまくなる。~
評判がいいのは耳にしていたのですが、実際飲んでみてスゲーと思いました。「ラ・フランスの搾り汁を配合」といわれても納得できるような、ジューシーな果実味がある。それらは新たに開発された「酵母」の力で風味を引き出しているようです。酒を美味くするのは化学の力なのだ😎
⑤純米 ほし
今夜の酒じゃあ!! 喜多の華酒造さんの「ほし」です。私と同じ名前。そりゃあ買いますわ。飲んでみると、酸味が柔らかく広がり、控えめな甘味と共にスッと抜けていく感じ。アテは冷凍の唐揚げ。#日本酒 #晩酌 #喜多の華酒造 #純米酒 pic.twitter.com/MACtiSuNwS
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年6月10日
これも福島県喜多方市に建つ、喜多の華酒蔵の「純米 ほし」です。そう。まさに、ほし氏の「ほし」なのだ。なんかすごい運命を感じて購入。味わいはとても上品な感じ。まろやかな酸味が最初にふわっと立ちのぼり、甘みが広がって行く感じ。包容力がある優しい感じがしました。なんか自画自賛してるみたいで恥ずかしい笑
⑥C10
今夜の酒じゃあ!! 笹の川酒造さんのC10。あえてウイスキー貯蔵用の樽で熟成させたという前代未聞の日本酒。口に含むとスモーキーなオーク樽の香りが広がり、でも後味の余韻はまさしく日本酒という衝撃。92点。#日本酒 #晩酌 #笹の川酒造 #C10 pic.twitter.com/cjsubaNpw9
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年7月2日
福島県郡山市に建つ、笹の川酒造株式会社で「開発」されたC10。ウィスキーを貯蔵するオーク樽に日本酒を保存して熟成させることで、まさにウィスキーと日本酒がかけ合わさった風合いが出るようです。今年飲んだお酒の中で一番衝撃的かも。実際飲んでみると、ウィスキーと日本酒がこんなに調和した風味を醸し出すことに驚きです。単純にウィスキーを日本酒で割ったところで、この味は出ないでしょう。製造量に限りがあるかもしれないんで、見つけたら一度飲んでみることをおすすめします。
⑦さん-Sun
今夜の酒じゃあ!! 明日は有休なので無問題。大和川酒造さんの《Sun》です。今年、お酒を飲んで一番びっくりしたかもしれません。日本酒とビネガーのギリギリの線を攻めるお酒だと感じました。82点。#日本酒 #晩酌 #大和川酒造 #弥右衛門 pic.twitter.com/z7ZWmKumhT
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年6月28日
これもまた福島県喜多方市にある、大和川酒造店の「さん-Sun」なる日本酒。これの前のC10と同じくらい衝撃的だったお酒。よく冷やして飲んでみたんですが、「酸っぱい」んです笑。なんかの間違いじゃないかと思うくらい酸っぱい。飲んでくうちに慣れましたが。酸味は日本酒の風味の中で、背景的な印象がありますが、それがドーンと勢いよく前に出てきた感じ。風味のバランスが見事に入れ替わってますね。面白いですが、好みが分かれると思います。見つけたら是非ともお試しを。
⑧しぜんしゅ 生酛 燗誂
今夜の酒じゃあ!! 仁井田本家の「しぜんしゅ 生酛. 燗誂(かんあつらえ)」です。とにかくラベルがお洒落。精米歩合80%の燗酒用のお酒です。さっそく温めて呑んでみましたが、ふんわり優しい味わい。普通に冷やでも美味しいですよ。アテは煮鶏。#地酒 #晩酌 #仁井田本家 #燗酒 #福島 pic.twitter.com/ayedIpwI6T
— ほし氏 (@zRzLiB057B5XhlQ) 2021年12月4日
最後は福島県郡山市にある仁井田本家のお酒。アイキャッチ画像にも使われていますが、ここのお酒のパッケージはどれもシンプルでおしゃれです。お酒の風味も、さっぱり系のからドッシリ系のまで多様ですが、今回は燗用のを購入してみました。冷やでも十分飲めますが、やっぱり熱燗にして飲むと、全ての風味のバランスが整うように計算されているんだなと、よく分かります。
ということで、今年飲んだ日本酒の中から8種類紹介させて頂きました。来年もどんなお酒が飲めるだろうかと期待していますが、今後も「酒は飲んでも飲まれるな」を信条にしていきたいところ。酒に精神を飲み干されたら終わりです。猛獣を手なづけるように付き合っていければと思います。
「なんで八岐大蛇なの?」と思う人のための参考資料です。