口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

八岐大蛇も酔わす。今年飲んでよかった日本酒8選。

 

回の記事で、すでに今年を締めくくった感じになりましたが、締めくくるには、まだ微妙に年末まで時間があるんですよね笑。ということで、もうひとつ最後に今年の振り返りができればいいと思ったんですが、今週のお題は「買ってよかった2021」ということなので、ちょうど良かったです。助かりました。


で、今年買ってよかったものというと、すぐ思い付くのはやはり「酒」ですかねぇ。特に日本酒をコンスタントに買って飲んでました。あまり高い酒は手が出ないし、大体二千円以内で買える酒をちびちび飲んでいた感じ。飲んだ感想などはツイッターの方に投稿してたので、今年一年の「酒ツイート」を振り返ってみようかなと。じゃ、この場を借りて、飲んだ酒の振り返りをさせて頂きます。では乾杯しましょう🍶

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①鶴齢

「鶴齢(かくれい)」は新潟県の青木酒造株式会社で造っているお酒。新潟は私の住む福島のお隣ということもあり、酒屋に行けば新潟の酒はごく普通に並んでいるものですが、鶴齢はあまりお目にかからない。といっても値段はとてもリーズナブルな部類です。案外そういう酒こそ地元で流通するから、あまり外には出てこないのかもしれない。キリッとした清らかな口当たりで美味しかったですよ。


②磐城壽

磐城寿(いわきことぶき)は株式会社鈴木酒造店で造っているお酒。もともとは福島県の浪江町に酒蔵がありましたが、東日本大震災の影響を受け、山形県長井市に拠点を移していたのです。そしてようやく今年の3月から再び浪江に酒蔵を構え、酒造りを開始されています。是非とも飲んで応援したくなる酒屋さんです。口当たりは旨みが最初に盛り上がり、辛い後味と共にスッと引くような印象。やはり海を連想させます。



③蔵粋

蔵粋は福島県喜多方市にある小原酒造で造っているお酒。一度酒蔵を見学したことがあります。蔵粋(くらしっく)というお洒落な名前は伊達ではなく、実際に酒造りの工程の中で、クラシック音楽を聴かせながら仕込んでるという徹底ぶり。その効果なのかちょっと分からないんですが、後味の引き方が他のお酒とは違うんですね。甘味や酸味などが軽やかに「跳ねる」ように引いていく感じが忘れられない。



④しぼりたて純米キンパック

菊正宗は説明不要ですね。パック酒っていうと下にみられがちですが、馬鹿にしたもんじゃない。特にこのシリーズは、海外で受賞もしています。

菊正宗 しぼりたてギンパック ブランドサイト|菊正宗~生酛(生もと)で辛口はうまくなる。~

評判がいいのは耳にしていたのですが、実際飲んでみてスゲーと思いました。「ラ・フランスの搾り汁を配合」といわれても納得できるような、ジューシーな果実味がある。それらは新たに開発された「酵母」の力で風味を引き出しているようです。酒を美味くするのは化学の力なのだ😎

 


⑤純米 ほし

これも福島県喜多方市に建つ、喜多の華酒蔵の「純米 ほし」です。そう。まさに、ほし氏の「ほし」なのだ。なんかすごい運命を感じて購入。味わいはとても上品な感じ。まろやかな酸味が最初にふわっと立ちのぼり、甘みが広がって行く感じ。包容力がある優しい感じがしました。なんか自画自賛してるみたいで恥ずかしい笑



⑥C10


福島県郡山市に建つ、笹の川酒造株式会社で「開発」されたC10。ウィスキーを貯蔵するオーク樽に日本酒を保存して熟成させることで、まさにウィスキーと日本酒がかけ合わさった風合いが出るようです。今年飲んだお酒の中で一番衝撃的かも。実際飲んでみると、ウィスキーと日本酒がこんなに調和した風味を醸し出すことに驚きです。単純にウィスキーを日本酒で割ったところで、この味は出ないでしょう。製造量に限りがあるかもしれないんで、見つけたら一度飲んでみることをおすすめします。



⑦さん-Sun

これもまた福島県喜多方市にある、大和川酒造店の「さん-Sun」なる日本酒。これの前のC10と同じくらい衝撃的だったお酒。よく冷やして飲んでみたんですが、「酸っぱい」んです笑。なんかの間違いじゃないかと思うくらい酸っぱい。飲んでくうちに慣れましたが。酸味は日本酒の風味の中で、背景的な印象がありますが、それがドーンと勢いよく前に出てきた感じ。風味のバランスが見事に入れ替わってますね。面白いですが、好みが分かれると思います。見つけたら是非ともお試しを。

 

 

⑧しぜんしゅ 生酛 燗誂

最後は福島県郡山市にある仁井田本家のお酒。アイキャッチ画像にも使われていますが、ここのお酒のパッケージはどれもシンプルでおしゃれです。お酒の風味も、さっぱり系のからドッシリ系のまで多様ですが、今回は燗用のを購入してみました。冷やでも十分飲めますが、やっぱり熱燗にして飲むと、全ての風味のバランスが整うように計算されているんだなと、よく分かります。


ということで、今年飲んだ日本酒の中から8種類紹介させて頂きました。来年もどんなお酒が飲めるだろうかと期待していますが、今後も「酒は飲んでも飲まれるな」を信条にしていきたいところ。酒に精神を飲み干されたら終わりです。猛獣を手なづけるように付き合っていければと思います。

 

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「なんで八岐大蛇なの?」と思う人のための参考資料です。