では始めます(唐突)
↑先月の記事です。
まずは鶏頭(ケイトウ)の画像から。私が住んでるあたりだと、9月初めごろから花壇に咲いてるのを見かけます。ところで、9/18は敬老の日でしたが、毎年、我が家ではお彼岸ではなくて、敬老の日にお墓参りに行く習慣があります。で、墓地に行ったら何故かそこら中にこのケイトウがわしゃわしゃと生えてました。天然のお供え花だ。とりあえず撮影したのが上の画像。しかもウチの墓じゃない。ひとんちの墓石の脇に生えてたやつです笑。
次は露草(ツユクサ)。ツユクサは7月ぐらいからずっと咲いてるのを見かけますね。ごくごく身近な花だけど、鮮やかな花びらの深い青と、雌蕊と雄蕊の黄色のコントラストが粋だ。古来より季語としても扱われ、万葉集にもこの花を題材にした句が収められているらしい。私もツユクサを眺めてたら一句ぐらい浮かぶかなと思ったら、アブみたいなのが耳の穴に突っ込んできたんでやめた。
次の花は紫苑(しおん)。キク科の植物で、開花期は8月から10月。実に「秋色」な花だなと、眺めていて感心してしまいました。どうしてこうも秋にふさわしい色彩を、植物たちは選択して纏うことができるのだろう。どこかにカラーコーディネーター的存在がいるんじゃないか。と一瞬思ったけど、因果が逆ですな。たまたま植物たちが纏った色彩を眺めて、人間は「これが秋の色だ」と勝手に解釈しているのですよね。それにしてもいい色だ。
次の花は姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)。素敵な和名にふさわしい鮮やかな花で、南国で咲く花の色彩にも通ずるところがある。調べてみると、もちろん水仙の仲間なんですが、生物的に非常に丈夫らしく、全世界で野生化、繁殖しているそうですね。原産地は南アフリカ。これ、ウチの庭で育ててみたいけど、そうすると現在庭に生えてる植物たちは駆逐されるんだろうか。
次は彼岸花(ヒガンバナ)です。毎年、咲くのを楽しみにしている花。しかし、改めてこの色彩にこのデザインっていうのは、エグいほどに洒落ているというか。やっぱりデザイナーがどこかにいるんじゃねーの的な感覚に陥りますね。中国原産の植物で、日本国内での分布は北海道から南西諸島までと、どこにでも生えている強い植物。調べると流石、別名もいっぱいある。死人花、蛇花、墓花、剃刀花、地獄花、捨て子花、などなど。ホラー映画のタイトルになりそうなのばかりだ笑。
最後に紹介するのは釣船草(ツリフネソウ)。撮影場所は、どこで森のクマさんに鉢合わせてもおかしくないような林道脇の茂みにて。その色彩や形状から、薄暗い茂みの中でも目立ちます。花期は9月から10月にかけてらしいので、ちょうど今がシーズン。ちなみに、幾つかの都道府県ではレッドリストに指定されており、東京都では準絶滅危惧種。まあすぐ絶滅する心配はないレベルなんだそうです。ちなみに花言葉は「心を休める」とか「期待」とかに加え、「私に触るな」とかいうのもあるらしく、ちょいと不安定な人物を想起させられる🫨
デュランデュラン。いまだコンスタントに新譜出してて偉い。