口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

今月の花を紹介します(5)

 

月より開始した、月に一度、自分で撮影した花の写真を勝手に紹介する企画。こういう定例的な記事を準備する時期が来ると、あら、もう一ヶ月経ったのかと、時の早さに唖然とするばかり。あと、早くも心配なのが、冬場なんか花の種類が減るからどうしようかと思ってます。同じ花を色んなシチュエーションで撮るとかすればいいか。なんか始まる前にごちゃごちゃいってすみません。今月もやっていきましょう。

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まずは葛(クズ)の花ですね。夏になるとそのへんの茂みで蔓を伸ばしまくる草。職場に向かう途中、このクズ野郎が大変繁栄しており、しかもハチとかがいつもブンブンブンブン飛んでいて、通りがかるとそいつらがちょっかいを出してきて治安が悪いです。でもよく見れば、なかなか上品な花を咲かせている。

 
光の当たり方や、花の開き具合によって印象が変わるので、なかなか撮り甲斐がある花かも。ご存知のとおり葛粉はこれから取れます。ちょっと調べると、秋の七草のひとつらしく、別名は「裏見草(うらみぐさ)」とのこと。葉の裏が白いことから、「裏見」と「怨み」をかけているそうです。

 

 
次の花はシンテッポウユリ。八月になると家の庭にニョキニョキのびて花を咲かせます。特に球根を植えたわけでもないのに、面白いようにどんどん生える。こないだまで普通のテッポウユリだと思ってたんですが、改めて調べると、本来のテッポウユリは花期が六月から七月。八月にはすでに終わっているはずなのです。が、テッポウユリタカサゴユリの自然交配種である「シンテッポウユリ」は八月ぐらいがちょうど花のシーズン。これが自然繁殖して真夏にそこらへんで見かけるようになったんだそうです。

  
勝手にどんどん生えるので、一本ぐらいいいかと思い水差しにしてみたら、なかなかこれが涼しげでいい感じ。横から見るとテッポウユリと呼ばれることだけあり、驚きの長さ。シンテッポウユリと聞くと、シン・ウルトラマンとかシン・仮面ライダーとか、庵野秀明監督の「シン」への執着が頭によぎります。そのうち当ブログもシン・口から出まかせ日記とかにする予定は一切ございません。

 

 
次の花はこれ。何の花だと思われますか。ヒント。切るとネバネバする野菜。そう、オクラの花です。写真をよく見ると、花の右側にオクラがニョッキリしてますよ。ふっくらとした上品な花です。

 
ちなみに、形も色もほぼほぼ同じなのに、大きさがオクラの花の3倍くらいあるこのでかい花は、黄蜀葵(トロロアオイ)の花。オクラと同族種なのでオクラっぽい実も付くようですが、ぜんぜん美味くないらしい。葉っぱの形があの大麻草と酷似しており、なかなか神妙な気分になる。

 
次は百日紅サルスベリ)の花。名の由来は有名ですね。樹皮がツルツルしてるから、木登りの得意なお猿さんも滑って落ちてしまいそうだからってことですけど、私はあんまり信じてないです。そのあたり、現役のお猿さんではっきりさせていただきたい。チンパンジーとテナガザルとニホンザルじゃ、木登りスキルの差も違うだろうし。

 
なんとかサルスベリの花を接写したかったんですが、なかなか樹高が高いし、実際に近くで寄ってみると、花がワシャワシャしてることもあってどうもピントが合わせづらく、意外と撮るのが難しい。むしろ、ちょっと距離を離して眺めたほうが、自然の緑に紅の花が映えて優雅な感じに収まる気がする。

 
今回はこれで最後にしましょう。夏の風物詩、向日葵ですね。そのへんに生えてるからいつでも撮れるやろと悠長に構えていたら、この暑さのせいかいっせいに萎れだし、急いで探して見つけて撮ったのが、この小ぶりな向日葵。向日葵で思い出すのが、むかーし、仕事の帰りに公園を横切ったときに、だいぶヤンチャな風情の若い人が2人、花壇から引き抜いた向日葵を振り回してお互いをどつき回してました。ビートたけしの映画かなと思った。

 

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マリ・サムエルセンのアルバムを聴いたら感動した。