口から出まかせ日記【表】

GWで浪費すると母の日にツケが回る。

今月の花を紹介します(3)

 

れではやっていきましょう(唐突)

star-watch0705.hatenablog.com

 
1枚目。梅雨どきの顔として欠かせない、紫陽花。生えている土壌の性質によって花の色が変わるのはご存知の通り。土壌が酸性寄りだと青くなり、アルカリ性寄りだと赤くなる。ところで、たまーに白い紫陽花も見かけるんですが、あれは土壌が中性だからなのかなと思って調べると、もともと花の色が白い「アナベル」という西洋アジサイの品種だそうです。ちなみに紫陽花の葉は毒があるから食べちゃダメ。

 
2枚目。みなさんお馴染み、ドクダミの花です。ウチの庭では4月の末くらいからドクダミがわしゃわしゃ生え始め、5月の末ぐらいから意外と可愛い白い花を咲かせ始めます。解せないのが、近所のお宅の庭では全然ドクダミを見かけないのです。なぜ我が家はドクダミに愛されるのか。上の写真は気まぐれで花瓶差しにしてみたら、意外といい感じになったので撮影したもの。葉っぱには殺菌作用があり、摘み取って乾燥させればお茶にもできるそうなのでちょっとやってみたい。

 
3枚目。この時期、雑木林の茂みでよく見かける、さりげなくおしゃれな花。名前を思い出せなかったので調べたら、靫草(ウツボグサ)でした。ぱっと見は人畜無害な雑草っぽさがありますが、実は薬用成分に優れて、漢方薬の材料として使われてきた植物だそうです。乾燥させればハーブティーになり、花びらは酢の物や天ぷらにもできるという。すごい。今度見かけたら摘んでみようか。たぶんそんなことを長年やってるうちに、いつも大きな鍋でぐるぐる何かを煮ている魔女みたいになってしまうのだ、きっと。

 
4枚目。6月の初め頃に河原を徘徊していると、邪悪な猫じゃらしみたいなのがわしゃわしゃ生えており、風もないのにひとりでに揺れていました。なんじゃいこりゃと思って撮影して調べると、どうやら鼬萩(イタチハギ)の花だそうです。原産は北アメリカやメキシコ。根が強靭で土壌固定力が強いらしく、だからこそ水害の影響を受けやすい場の地固めに植えてあるのかもしれない。それと同時に「要注意外来生物」にも指定されているので、なんだか立場が複雑な植物。

 
5枚目。オカトラノオの花。ちょうど今の時期、林の中のちょっとひんやりした茂みに生えてる山野草。小さな花がたくさん咲いている房の垂れ方が優雅でオシャレだなぁと感じます。ちなみにネットで調べると、だいたいどんな雑草でもけっこう細かい詳細が書かれてたりするんですが、このオカトラノオについてはそんなに情報がないのがちょっと意外。とりあえず北海道から九州、海外では韓国と中国に分布してるそうです。花言葉はなんと、騎士道。

 
今回はこれで最後にしましょう。柘榴(ザクロ)の花ですね。独特の鮮やかさがあり、どこか南国の花のよう。人間が栽培をはじめた最古の花木だとか聞いたことがあり、どれくらい前なのか調べてみたら、紀元前2200年頃、ペルシャ付近に存在したシュメール文明にて栽培の記録があるそうです。紀元前2000年ごろって、俺、何してたんだっけ(すっとぼけ)。ちなみに日本へは平安時代に海外から入って来たようで、ざっと千年くらいの付き合いになりますか。我が家でそのうちちゃんと育ててみたい植物のひとつ。ザクロの花言葉は、円熟した優雅さ。