口から出まかせ日記【表】

酢の物が美味しい時期になりまして。

クマガイソウを見に行くGW。

 

GWはいかがお過ごしでしょうか。私はなんの予定もありません。サブブログでも書いてますが、なんかぐずぐずしてたら清々しいほどなにもない連休になりました。仕方なく庭に生えてる雑草を食べたりと奇怪な行動に励んでおります。

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とはいえ、天気もいいので出かけなきゃ機会損失です。てことで、なんか近所で面白そうなのやってないかと調べていたら、面白いのか面白くないか行ってみないとちょっとよくわからない感じのイベントをやっているみたいなんでちょっくら行ってきました。

 

 

 

ということでやってきました第19回クマガイソウの里まつりの会場です。「クマガイソウ? なんですかそりゃ」と思う人。実は私もよくわかんねえんだそれが。

 

ちなみに会場までの道中はこんな感じ。緑に溢れています。向かいから対向車が来るたびちょっと泣きたくなるような道幅ですが、バイクで走るならちょうどいい感じ。ま、福島あたりじゃありふれた道ではあります。

 
ということで会場に着いてバイクを駐輪。入り口で協賛金兼入場料金の300円を払ってレッツラゴ。したら、いきなりまあまあガチな山道です。急にクマさんに出会ってもおかしくない。私の少し前をいくお爺さん、便所に置いてあるような健康サンダルでするする登っていくのが玄人っぽかった。

 
道中は野草の宝庫。変わった草花が生えてます。これはイカリソウですね。花言葉は「あなたを離さない」……だいぶ重くね。

 
ジュラ期かってぐらいシダ植物も生えています。前を進んでた便所サンダルお爺さんが、「こりゃ、全部コゴミだ。いやあ凄い」と感動していたので私もよくわかんないけど「っごいですねぇ」と同調して凄ねぇ凄いねぇと2人でしばらく言い合っていた。

 
ダラダラ登って10分ほどで、厳重に管理された針葉樹林帯が現れました。ここに立ち入ってから空気感が変わり、ヒヤッとした冷涼な雰囲気がたちのぼり出します。写真では伝わらないかもですが傾斜がかなり険しく、「うへぇ、ここ登んのかよ」的な態度をあらわにする人が多数見受けられました。

 
案内表示に従って進むと、なんだかますます深山の雰囲気が出てきて、木々の合間に靄までかかって神妙な気配が漂います。異世界に迷い込んだ感じ。そして、この木々の根本に生えてる草がどうやらクマガイソウのようです。

 
わしゃわしゃ生えている。これ全てクマガイソウです。

 
さらに近くで見るとこう。なんて形をしてやがるんだ。膨らんでるところがバカッと割れてフェイスハガー(エイリアンの赤ちゃんです)的なのがぴょんぴょん出てきて村の人を襲うイメージがどうしても湧いてしまう。形状が複雑かつデザインチックで、素直に美しいとも可愛いともいえない存在感があります。それは周りの人も同じらしく語彙力が低下して、すげぇ、すげぇじゃんとみんなでとりあえず連呼してました。

 
クマガイソウはラン科の植物。北海道から九州まで自然分布するものの、多くの場所で絶滅危惧種に指定されているようです。原因はいろいろあるらしく、乱獲であったり、自然の環境悪化であったり。人工植栽も試みられたものの失敗に終わることも多く、数少ない成功例の一つがこの場所のようですね。ちなみに見頃としてはまだ早く、5月の中旬ぐらいにかけてが一番いいシーズンだと、現地にいた野草マニアっぽいおじさんから聞きました。

 
で、実は見どころはクマガイソウだけじゃない。さらに森の奥へ奥へと進んでみると。

 
谷間に木板の敷かれた遊歩道が現れ、その脇がお花畑になっているのです。

 
黄色い花はヤマブキソウ。白くて小さい花はニリンソウ。(クマガイソウエリアと比べて)可憐でメルヘンな感じ。というか、ここにきて妙に肩の荷が降りたというか笑。もちろん貴重なクマガイソウが見れるのはありがたいことなのでしょうが、木々の合間にそれがびっしり生えてるのを眺めていると、私は自然の風景を変貌させる人の執念の力を垣間見たような気がして、感動というより恐縮するような感覚でした。

 
ということで第19回クマガイソウの里まつりに行った感想ですが、もちろんクマガイソウ目当てに行くのもいいけど、トレッキングコースとしても整備されていて歩きやすいところでした。往復しても30分程度なので、ついで寄りするのもいいですね。緑の中を、鳥の鳴き声や沢のせせらぎを聞きながら歩くのはとても気持ちがいい。ただ、やはりクマガイソウが植えられているエリアの雰囲気は別格。異世界に入り込んだ感覚になりますね。ちょっとゾクゾクしたい人は行ってみるといいかもです🌱

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