前に「ブログを継続するならなるべく低い目標を掲げて頑張ると良き」みたいな記事を書きました。
その記事を、『すごい人研究所』というブログを運営されている、志田恵(しだめぐみ)さんが、ご自身の記事の中で紹介してくださいました。ありがとうございます。
ただ、正直言うと、上の記事を書いた後にちょっとモヤモヤしていました。「できる限り低い目標を掲げる」ことは、「目標値は低ければ低いほど良い」という勘違いを生みやすいかもしれないと。程度にもよるでしょうが、自分の都合に合わせて目標値がどんどん下がってゆき、しまいには何も残らず、ただ怠ける言いわけを重ねただけに終わるような怖さがある考え方でもあります。
なので、現時点で自分が無理をしない最低目標を掲げることと同時に、何かしらでその最低目標を固定するというか、「上から吊る」ようにして、それ以上落ちないようにする、みたいなバランスが大事なんじゃないかと。
その最低目標を吊るのが、もちろん「最高目標」なわけですが、それに届かなくても、最高と最低の合間にある自由な範囲を、紆余曲折ありつつ、なんとか進んでみることが大事なんじゃないかなぁと。大事なんじゃないかなぁと(二回言いました)。
で、ブログに関して言えば、その「最低目標」を吊り上げるひとつの基準が「〆切」になると思います。ブログ継続の最低目標は、どんなに低くとも「記事を投稿する」以外にありません。そして、記事投稿のペースを左右する個人のモチベーションとなるものが持続する限り、最低目標は保証されるわけですね。
記事投稿の〆切も個人個人で違います。365日が〆切の人もいれば、週一回ぐらいのペースで〆切の人もいる。当たり前ですが、〆切の間隔が狭いほど目標値は自然と高くなります。ブログで稼ぎたいからとか、どうしても更新しないと気分が良くないとか、思惑がどうであれ、結果的に記事は量産されることになりますからね。
そしてブログを書くうえで自覚すべきなのは、その〆切に醍醐味を感じているかどうかじゃないかと。ブログの継続とは記事の内容以上に、「誰が言ったわけでもない〆切を自分に課す」ことを受け入れる部分が大きいと思います。別に強制もされていないのになぜそんなことができるのか。その理由を具体的に理屈にするというか、はっきりさせることは、私はあえてしない方がいいんじゃないかと思ってるんですよね。
それより、妄想か虚栄心か怨念か知りませんが、とりあえずモヤモヤしたよく分からないエネルギーを絶やさず、記事の〆切に合わせるよう抽出して注ぎ込みスッキリする。一時期なのか、それとも生涯にわたってそうなるのかもよく分からないにしろ、自分のエネルギーをブログに注ぎ込んでいるなと自覚すること。ブログ継続においてはなによりこれが大事なんじゃないかなぁと。大事なんじゃないかなぁと(二回言いました)。
Van Halen - Runaround (HQ Music Video)
こないだエディが死んじゃってショックでした。ちなみにランアラウンドは「堂々巡り」みたいな意味だそうです。なんかこのブログを体現しているような……。