口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

バイクは乗るけど、車に全然乗らない男。

 

今週のお題「わたしと乗り物」。ほいきた。何が「ほいきた」か分かんないけど(笑)。このブログでも何度か紹介したことがあるのですが、私は普段の足として110ccの小型バイクを愛用しています。現在、所持しているバイクは二台あります。

 

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 一台目。スーパーカブ110プロ(2012年製)。愛称は「かぶちゃん」。2012年にふと思いついて小型二輪の免許を取得し、その足でホンダのバイク屋さんに足を運びました。前カゴとかついていないバイクを買おうとしたんですが、店に置いてあったこの子を眺めていたら、その質実剛健なスタイルになんかムラムラして(?)、購入を決めました。通勤・買い出し・墓参り・釣り・ツーリングのお供にぴったりな万能選手でございます。「新聞屋さんのバイク」が世間一般のイメージですが、新聞配達だけをさせとくには勿体ない優秀な乗り物です。

 

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二台目。クロスカブ110(2018年製)。愛称は「クロちゃん」。去年から購入を企てていたのですが、離職を期に購入。現在は各所にカスタムパーツを取り付け、ツーリング仕様に仕上げてあります。一見速そうですが、そこまででもありません。一般道を60キロくらいの速度で流すには最高のバイクです。こないだのギークハウス大船渡への往復の際も、頑張って走ってくれました。燃費も素晴らしい。自分で計算してみると、1リッターあたり53キロくらいは距離を稼げます(無謀な運転をしなければ)。

 

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私は大学の2年生の時に教習所へ通い、車の運転免許を取得しましたが、その後10数年で、数えるくらいしか車を運転していません。完全なペーパードライバーです。なんでそうなったのか自分でもよく分からない。周りにいた友人は免許を取ると、次々に車を買って、私はそれに同乗する機会が多かったです。20代そこそこまで、自分で車を運転しなくても、誰かしらがどこかへ連れて行ってくれました。ありがたい事のようでもあり、貴重な機会を失ったともいえます。

 

その後、なんとか就職して働くようになったのですが、当時の私の職場というのが、公務員的な気風の漂うところでして、自家用車ではなく、公共交通機関とか自転車での通勤を推奨するような「空気」があったのです。実際、駐輪場はあるけれど、駐車場は無くて不便なところでした。そこでバイクの免許を取得し、通勤用として乗っていたのが、上で紹介した「スーパーカブ110プロ」というわけです。

 

なんとなく、バイクでの通勤もNGのような雰囲気がありましたが、駐輪場にカブを停めていても注意されたりする事はありませんでした。これが、ハーレーだのニンジャだのベスパだとしたら、ちょっと面倒なことになったはずです。流石はカブ。公権力も黙って認可する乗り物なのです。その後、介護職に転職してからも頑張ってくれました。

 

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 ところで、自動車免許の費用は、すべて両親が出してくれました。「あとで少しずつ返すから」と親に言ったら、「それは将来の自分の子供に払え」という返事で、なるほどと思いました。ところが現時点で、両親の善意を全然活用できていません。身分証明書としては非常に役に立ちました。まるで運転していないので、当然、無事故無違反ゴールド免許でございます。

 

一方で、バイクの免許取得や購入の費用等は全部自前です。面白いなぁ、と言っていいのか分かりませんが、自分で身銭を切ったものはちゃんと技能として身につけています。介護士の資格や、居合道の段位も、自分でお金を払いました。なぜ私は他の人がお金を払って勧めてくれたものを、素直に身につけようとしないのだろう。そのあたりで、自分という人間が謎です。

 

ええと、最後にバイクの魅力について語りましょうか。車は雨に濡れないし、自分の部屋代わりになるし、荷物も積めるのに、なんでバイクに乗るのかという事ですが、簡単に言ってしまえば、「不便」だからです。「はぁ?」と思われる方もいるかもしれませんが、真理です。不便で楽しいからバイクに乗るわけです。

 

いまだに世の中には「馬」に乗っている人がいますが、便利さでは、バイクにも及びません。でも不便だからといって、馬に乗っていることを咎める人は、なかなかいません。それどころか、馬に乗れる人をみると、静かに憧れる方も多いのではないでしょうか。

 

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  乗り物は不便であればあるほど、人の目には「粋」に映ることが多いのです。それは不便な乗り物を乗りこなしている人が、能力を発揮しているように見えて、眩しいからです。私もそういう感覚で、バイクに乗っている人を見て羨ましく感じ、そんな能力が欲しくなって、バイクに跨るようになったわけです。

 

これからどんどん乗り物は便利になっていき、自動車も完全な自動運転になるでしょう。するとますます、車は「憧れの対象」からは離れていくはずです。車に乗っても、自分の能力の発揮とは無縁になるからです。車は移動するための部屋ぐらいの感覚になり、所有するよりも、レンタルとかシェアするスタイルになっていくでしょう。

 

一方で、馬やバイクやMTBのような乗り物の存在価値は、不動であってほしい。人の能力を実感できる乗り物として、いつまでもそこにあってほしいですね。ああ、バイクの一番の魅力といえば、「風を感じられる」ことです。実は小難しいことなんて何もないんです。長々と語ってすいませんでした。