口から出まかせ日記【表】

もうすぐゴールデンウィークですね(早)

寒さと清潔感は結びついているのか。

と、家の窓を見たら、驚愕するほど汚なかったので、さっそく窓掃除をすることにしました。高圧洗浄機で一気に勝負するかと思い、物置から引っ張り出してきて電源を入れたんですが、うんともすんとも言わない。どうやら死んだようです。しかたなく、手拭きでやることにしました。

 

やり方は例のやり方です。例のって言われても分かりませんよね(笑)。新聞紙を雑巾がわりに使います。新聞紙を丸めてバケツの水に浸して、それを絞って窓を拭く。そのあと、乾いた新聞紙で二度拭きする。拭くときは、ペンキを塗るように一直線に拭きます。これでけっこう綺麗になるのです。布の雑巾で窓を吹くと、どうしても繊維が窓の表面に付いちゃうんですよね。

 

外に出てこれをやってる間、すんごい寒かったです。空気に妙な湿度があるんですよね。じっとりした寒さ。かすかに風も吹いていて、けっこう厚着してるのに、繊維の隙間から冷気が入り込んでくる、気味悪い感じの寒さ。今は部屋で暖房つけて、ぬくぬくしながらこれを書いてます。

 

掃除をしながら考えていたんですが、寒い時期にわざわざなんでやるのと思うようなイベントが多くないでしょうか。年末になると大掃除の風習があります。年末の寒い時期にわざわざやるわけですが、正直、もうちょっと早い時期にやればいいじゃないかと。秋なんて掃除には特にいい季節なのに、「掃除の秋」なんて聞いたことがない。

 

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年を越してからも、伝統的な祭りや修行で、裸の人に水をぶっかけたり、自ら滝に打たれたり、おもわず鳥肌がたつようなことを盛んにしますけど、あれも時期としてはもうちょっと早くやるのが、体感としてはラクでしょう。でも、暖かい季節にはそれをやらない。わざわざ寒い季節を選んでいるわけです。

 

大掃除にしても、真冬の滝行にしても、「禊」という宗教観念が関わっているのは分かります。とはいえ不思議なのは、なぜ寒い時期に身辺を清めようとするのかです。自分はあまり知識がないので、そのあたりがよく分かりません。寒くないと身を清められないのでしょうか。

 

もしかしたら過酷な状況でやればやるほど、宗教的に効果が高いというのもあるかもしれません。誰でもできるような時期にやっても効果が低い。あえて誰もやらない時期にやるからこそ、神さまの加護が得られるとか、そういう考え方もあるでしょう。

 

あと、そもそも「冬」という季節自体が、清潔だという感覚もあるのでしょうか。夏だと、暑くて湿気があるから人は汗をかくし、食べ物は腐りやすく、カビも生えやすい。清潔感とはちょっとほど遠い環境ですよね。それが、冬になれば汗をかかなくなるし、食べ物も保存しやすくなる。寒いだけで清潔が保たれるわけです。

 

伝統的な行事といえば、特に農業をする方が進んで行っている感覚ですが、暑くて湿気のある「不浄の季節」に仕事をたくさんして、秋に収穫期を迎え、新年の「ハレ」の日の前後に、寒さと共に身を清める。それは、自然が寒さと共に清められるので、それに合わせて自らの身も清めようと考えたからなのでしょうか。そこんところをですね、誰か詳しい人がおりましたら、ご教授をお願いします(*´Д)