先日、チェアリングについて書いた記事がはてなのトップページに掲載され、スターとアクセス数が普段よりちょいと派手になりました。読者登録までして下さった方もいて嬉しい。今後も、精進してんのかしてないのかさっぱり分からない文章を書いていく所存ですので、「あ、この人ダメだな」と思ったら、いつでも見捨てる柔軟な覚悟を各自お持ちください。よろしくお願いします。
ところでこのチェアリング。私が住んでるあたりじゃ、11月いっぱいぐらいでいったん終了かも。なんせ東北の雪国ですから、来月早々には雪が降るかもしれない。雪を踏みしめて、地吹雪の舞う真っ白な風景のなか座り込むとかどうなんでしょうか。想像するになかなかエモい感じですけど、体感的には雪山で遭難するのと大して変わんないんじゃないかなぁ笑。
まあ、日に当たる機会が減る冬だからこそ、寧ろチェアリングすべきなのかもしれない。風のない晴れた日に防寒対策をしっかりした上で行う「冬チェア」とか、ちょっと良さげかも。焚火とかやりながらね。そう、焚火台が欲しいですね。チェアリングって、きっと何かを見守りながら過ごすのが楽しいのですよ。
話が変わりますが、チェアリングをやってると、楽しさを決定づけるための大事な要素がけっこうあるなと感じます。場所柄はもちろんのこと、その人の性格なんかも、案外影響が大きいかもしれない。そういうもののひとつとして、「日光」も欠かせないですね。日の光が無いと「チェアリング行くぞ」って気がまず起こりませんし、座っていて急に天気が陰ってきたりすれば、早々に帰りたくなってきたりと、モチベーションに対する影響力がとても強いのです。
とはいえ、明るい天気の下で長時間日に当たるのも、それはそれで苦行になってくる。なので、日当たりが良いことは大前提なのだけど、気分や行動に合わせて日当たりをうまく調節することもまた大事な要素になるわけです。アウトドア慣れしている人にとっては何をいまさらな感覚でしょうが、チェアリングからアウトドアの世界に入っていく人もいるでしょうし、改めて意識するべきことかなと思います。
チェアリングは椅子を外に持ち出すだけというシンプルな趣味ですが、実際には椅子と共に「生活の波」を持ち出す行為ともいえます。たとえば自分の家で、午前中は庭に出てたっぷり日に当たって過ごしたら、午後は大人しく室内で読書でもして過ごしたくなるものですが、こうした生活のコントラストを屋外で体現するのがチェアリングの目的といえるわけです。
なので、事前に「どんな流れで何をするか」というストーリーを、薄っすらとでも考えておけば、それと合う要素を現地で発見しやすくてラクですね。「着いたらまず、日当たりのいい所を確保してパンでも食べる。そのあとは木陰に椅子を移動して昼寝したい」みたいなイメージでもあれば、現地に着いた時点で、「このへんで食事をして、そのあと昼寝はあの木の下で」みたいに、それぞれの行動に適切なポジションをまず定めてから開始できるので、滑らかに過ごすことができます。
三十分とか一時間だとか、短時間ならそんなことしなくても大丈夫ですよ笑。もし三時間くらい気合を入れてチェアリングするぞって場合、事前の計画はなんとなくでもあったほうがいい。過ごし方はコース料理のように考えるといいかもしれません。たっぷりと日当たりを満喫したあとは、木陰で静かな読書の時間を自分にプレゼントをする、みたいな感じで、光と影の綾の中で自分を満足させる手段をとことん想像するといいのかなと思います。まあ、私もまだまだ初心者ですので精進していきたいところです。
チェアリングしてるジャケ写ってあんまりないなと思ってましたが、肝心なのを忘れてた。名盤。